【寄稿コラム】既存産業の多くが業態転換を迫られている中で、パチンコ業界は何をすべきか

若手の起業家と話した際、次のように言われる。「パチンコ店は高齢者のお客さんとの接点が強いのだから、高齢者が必要とするビジネスを新規事業で展開すればいいのに」と。

ちなみに彼の仕事は「遺品整理業」。亡くなった方の家の遺品を整理する。人口5万人程度のローカルエリアで仕事をしているが、そこで十分な儲けが得られているという。空き家になると自治体も困るので遺品整理に補助金さえ出していたとも。「出口ビジネスこそ宝の山だ」との発言には説得力があった。

全国展開してきたビデオレンタルショップ。動画のストリーミングサービスに押されレンタル顧客は減少の一途を辿っている。そのため次の展開として既存店をリサイクルショップに変えていた。早々に3分の1以上が業態転換済みで、いずれレンタルショップはなくなるか、数店まで減る見込みだという。

デジタルの波に襲われている既存産業の多くが業態転換を迫られている現状。

そんな中で、「低貸営業コーナーの稼働がいまいちのまま」とある地方のホール社長がぼやく。地方のホールは高齢者がお客の主体だが、店に来る習慣がコロナで一度途絶えたことが相変わらず影響していると。

これからは実際に店に来ないとサービスを受けられないリアルな商売と組んで、デジタルでは得られないアナログ体験を売りにする空間を作る必要があるのかも。斜陽産業の未来を真剣に考えたい。

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コメント 11件

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コメント一覧 (11件)

  • パチ屋自体が自身を魅力的な店にする努力や考えは無いんだ?w
    別の目的できた客にパチンコ屋にも寄って貰おう。と。
    殿様商売の名残が抜けてないんだな。潰れて当然だわ。って言うか、自身で再起を目指す努力が出来ないなら早いとこ潰れた方がいいよ。

  • 遊戯という割には昔と使う金額は大差ないのに遊べない。
    これが一番の原因でしょ。
    出ない、出さない、遊べない、誰が行くの?

  • その1台の生涯稼働対客全員において、客が勝てないから離れるだけ。根本的に客が勝てないから。それだけのことである。

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  • そんなに金あるんやったら昔みたいに芸能人を呼べよ。昔みたいにミニスカ店員もみなくなったし。昔はよかったな。

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  • 葬儀の時に参列する。を2500発の景品にすればいいだろう。香典は特殊景品でな

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  • パチンコの換金は普通に行われていますが、完全に違法です。
    パチンコ屋→特殊景品→違法換金 という流れで、賭博を強引に合法化して、依存症など多くの問題を引き起こしています。
    もし、換金できないようになれば、依存症の問題は皆無になり、昼間からパチ屋に来るような人間も、ある程度は、正規の労働に向かうようになるので、いろいろな分野で言われている労働者不足も、かなり解消され、しかも正規労働なので、税収等も期待できるといういいことづくめです。
    パチンコを違法な賭博から合法的なものに替えるいいことなので、ぜひ業界トップのマルハンなど事業者側から自主的に「違法換金はやめます」と宣言してほしいものです。

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    • その通り。

      開店から18時位まではリタイア世代のみ入店可能とか制限を付けるべき

      軍団?ハイエナ?
      一日中パチンコ屋を徘徊している若い労働力が社会に供給されて日本国の国勢にも活力が湧いて来る

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  • 毎度毎度のアホコラム。
    この先益々加速する高齢化社会、地方の空洞化「遺品整理業」、スマホやタブレット、PCあればビデオレンタルには足が遠のいて当然「ビデオレンタル」両方の例えは理解できます。

    では、パチンコ屋は?大多数のお客は、お金を入れて遊んで、勝てたらお金が戻ってきたり、増えたり。負けたらお金を取られる、それが本筋では?コロナ禍の影響無いとは思いませんが、、

    オーナーさん、お客さんが減って少ないお客さんからガチガチの万年釘で回収してませんか?、たまには釘あけて遊ばせてますか?

    出ればお客さん来ます、行く度負けたらそれはいきませんよ。

    論点ずらしもいい加減にして下さい!

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