【寄稿コラム】無駄かもしれない投資をトップの判断で行えるかどうか、それが良いパチンコ店における共通項の一つ

パチンコ機におけるスタート回数の下限を決めて、それ以上回らなかった店長を叱る経営者がいた。店長は総じてまず利益を確保することから考える。故にスタートも心持ち閉めがちだ。玉が出すぎて経営者から怒られる店長は多い。それを開けさせて、回すよう指導できる人がトップにいる店は当然強くなる。逆に出すぎて怒られるパチンコ店はお客が少なくなっていくもの。

なんでも値引かないと気がすまない経営者がいる。内容よりまず値段。見積りの30%ダウンを業者に認めさせて、勝ったと思うような人。そんな人が経営している店は概して流行らない。お金の支払いが悪いと評判になる人も少なくない。結局、あのオーナーはケチなのだと噂される。むろんケチが悪いとは一概に言えないが。

あるコンサルタントと経営者について話した際のこと。店が良くなって、接客レベルも格段に上がり、社員ものびのび働いている会社というのは、結局いろいろなことにお金を使う企業だと断言していた。無駄なことに相当のお金を投じている。それでも結果的に若い人が育ち、店が成功している原因を考えると、ムダかもしれないお金をどれだけ出したかに尽きるのではないか、と。

これはパチンコ店と同じだ。玉を出せば出すほど店が良くなるとは限らないし無駄な投資に終わることも少なくない。それでも現在流行っているホールの多くは、無駄かもしれない投資を行ってきたもの。お金を余り使いたがらない会社というのは、結局人が集まってこない会社になる。人が集まらない会社というのは、お客が集まらない店に通じる。

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コメント 13件

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コメント一覧 (13件)

  • 普段日から多少はメリハリもたせて、記念日や匂わせした日にはしっかり出す。
    時間をかけて経営方針を一貫し、客の信頼を培った店はやはり集客強いよ。
    商売とはいえ、どの場面もまず自分達の都合有りきで割数決定し続けてきた店は総じて衰退している。
    台費用より設備投資の扱いが長期経営での肝。

  • 都内某店で大物有名YouTuberの動画で見たけど設定も釘もヤバイ。全力でぶっこ抜くから客も逃げます。

  • 店長のしめすぎをオーナーが注意して開けさせた、一般媒体ではないパチンコ情報島なのだから、アタッカーまわりや右打ち削り迄書いてくれとは言わないがしめすぎが1K何回転せめてもう少し具体的に書けないのか。

    まわりのお客さんが負けようが自分が出ればいいけど、お客目線では割の高い店すなわち玉を出す店がいいに決まってる。

  • 最初に勤めていた会社(製造業)は、とにかく新しい機械や分析機器をどんどん導入するところだった。最新の設備があることで来客の際や銀行などに良い印象を持ってもらうことも目的にあったと思うが、実際従業員も若く活発な人が多かった。種まきしないと収穫はできないよね。

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  • 抱き合わせで機械買わされ、警察にはペコペコ頭を下げ、文句は言うがまともに接客もできないスタッフの教育に時間を取られ、客のヘイト背負ってオーナーの顔色を伺い、深夜インとアウトの数字を見てはため息ついてくぎ閉める。

    生きていくって大変ですね

  • このコラムで言うところの「人の集まる店」に入社した正社員が定年まで働いている割合ってどのくらいなんだろうな
    従業員が定年まで働けずに去っていくところは客も同じように去っていくってことだろ?
    お先真っ暗だな

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    • 60歳まで勤める日本人はほとんどいないらしいですよ。
      3年離職率が50%以上、
      パチンコ屋は基本、在日一族のオーナー企業ですから、事業を撤退しない限り、在日一族は現役引退まで働き続けれる(あくまで会社の金を経費として使えるので)でしょう。
      こんな離職率が異常な職場に、やむ終えない事情がない限り、踏み入れたら駄目ですよ。オーナー企業の昭和の体質なんか簡単に変わりませんから。これは日本人オーナー企業でも同じですが。

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