あるパチンコ企業からグループ会社で運営している食堂について相談される。別にまずいわけではない。衛生面もしっかり管理されている。ただ、常連のお客様に対し麺類・カレー・丼モノ以外で何か工夫をしたいと。
ホールの稼働を上げるには、多くのお客に何度も来てもらうことと、一人のお客に長く居てもらうことの掛け算が必要となる。そのためには食事もむろん重要だ。
そこで知り合いの移動屋台に声をかけ、店の駐車場に出してもらった。土日や祝日、新台入替日などでは特に好評で、賑わっているときには数台の屋台が並ぶ。そのうち屋台が並んでいるとイベントをやっているという逆の連想に繋がり稼働も上がり始めた。
「最初は屋台の売上から1、2割程度を場所代としてもらうつもりだったが、1日10万円前後の売上なら、いっそ場所代はいらないから料理の品質を上げて、店名をつけたオリジナルメニューを作ってもらうようにした」などと。
ホールからすると金銭的負担は全くかからない。屋台も安定収益が見込める。そしてお客様も喜ぶ、の三方良し。考えてみれば、パチンコ店は毎日祭をやっているようなもの。祭には屋台がよく似合う。
祭ではなく
行けば懐が血祭りになる店ばかり
焼き鳥の屋台があると店内に匂いが漂ってきて思わず買ってしまう
一瞬で食べ終わるから長時間稼働のとき重宝してる