千葉県で最大規模の総台数を誇っているパチンコホールといえば、習志野市に昨年オープンした『ビックマーチ東習志野店』(ジョイパック)ですね。総台数は1361台です。その勢いは衰えることが無く、周辺地域にあるパチンコ店も相次いで対策を行うほど脅威になっているといえるでしょう。
同店以外に千葉県を代表するパチンコホールの一つとしては、千葉市中央区の『アミューズ千葉店』(アミューズ)が挙げられますね。総台数は1111台で、グランドオープンから7周年を迎える強豪店です。今回はこのアミューズ千葉店にスポットを当てたいと思います。まずはオープンするまでの経緯から。
同店の場所はJR千葉駅からでも近いのですが、総武本線で1駅となる「東千葉駅」が最寄り駅となり歩いて5分ほどです。いわゆる千葉市街地のほぼ中心地に立地していると言えるでしょう。道路は4車線分あって交通量も多く、線路沿いに走ればそのまま千葉駅に直結します。
建物は、元々大型家電量販店の居抜きでした。2011年辺りに閉店して、その後に某パチンコ法人の所有となりました。同法人はこれだけでなく、県内複数の居抜きパチンコ店を所有していきました。その中の1店舗では「低貸新台専門」という新たなキーワードを創出させてオープンしたことも。
しかし、その勢いで他の居抜き物件もオープン予定でしたが、残念ながらすぐに同店がクローズをしてしまいました。やがて、この千葉市中央区の物件も手放してしまい、パチンコ店専門の不動産デベロッパーに渡ります。そこで手を上げたのが、大阪吹田の「アミューズ」グループだったのでした。
建物は家電量販店でしたので1階と2階とその上には立体駐車場を備えていました。でも駐車場スペースが少し足りなかったのでしょう、横道を挟んだ元ゲームセンター跡の更地を取得して、新たな立体駐車場も整備。そしてようやく2016年11月11日にグランドオープンを果たしたという流れです。
ちなみにオープン当日には私も視察に訪れましたが、同社の社長が入口に立たれていたのを覚えています。これには少し驚かされたもの。
ちなみにオープン前後は「大阪の法人だから・・・」ということもあって印象は微妙でした。でもしばらく時間が経過すると、風向きが完全に変わっていったように思います。とあるパチスロメーカーの営業マンからは「平日にも関わらず、どこの島にも高設定をしっかり使っていました!」といった話も聞かれるなど、ファンからも業界人からも評判は上々に。
そんな中で、1周年となる2017年11月11日の開店前には何と7000人以上のお客様が集まってしまい、10時開店の収拾がつかなくなったこともありましたね。警察も出動してしまうほどの盛り上がりだったようです。なお、後日同社の幹部様が周辺地域に対して謝罪に廻ったなんて話も聞かれたものです。
これらをきっかけにして、同社は全国にその名を知らしめることになります。やがて関東の某店舗をグループ化したり某法人をM&Aしたりなど、正に急成長を遂げた企業グループの一つと言えるでしょう。
なお、関西方面の人にアミューズの評判を聞いてみたこともあります。すると「大阪ではそこまで有名でもないのに、なぜ千葉でメジャーになったのかが不思議だ」という回答が意外と聞かれたものです。前述した営業マンなどは「オープンしてから数ヶ月もしっかりと赤字営業を打てたからではないか」とも話していましたね。
いずれにせよ、数多あるパチンコ企業の中でも注目すべき法人であることは間違いありません。ラジオ局のニッポン放送でもCMが流れていますし、さらにイメージキャラクターも旬な芸人さんを起用。初代はお笑い芸人の「ロバート」さんを、そして最近は「チョコレートプラネット」さんを起用しており知名度はますます高まっていることでしょう。
まだ行ったことがないという方は是非一度訪れてみることをおススメします。次回は『アミューズ千葉店』の視察レポートをまとめますね。
■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。
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千葉は等価地域で特に最近はイベント日でも低設定、釘締めが酷いが、ここは珍しくメリハリがあってイベントでも期待できる。