前回に引き続き千葉県市川市『サンラッキー市川店』周辺エリアのレポート後編をお送りいたします。2022年11月4日(金)に視察を行っています。
前回も触れましたが、『サンラッキー市川店』は「ショプス市川」という商業施設内に店舗を構えています。パチンコは2階でパチスロは1階と分かれています。ちなみに先日10月7日には、主にパチンココーナーで店休日を挟んだリニューアルオープンを実施済み。パチンコ・パチスロ全台で各台計数機を採用していました。
総設置台数は856台の大型ホールですが、視察時の客付き率は約50%をマークしており店内は活気が感じられたものです。パチンコは4円と1円、そしてスロットは20円のみという強気の営業展開です。ただ個人的にはスロットの低貸レートも欲しい印象を持ちました。
むろん20円スロットの稼動率も十分に高いと評価できる数値ではありましたが、(周辺に似たパチンコ店は無い状況ですので)全方位型の営業スタイルにより、さらに来店者数を増やせるのではないかと感じたところですね。
また、前編でも記した通り『サンラッキー市川店』は「郊外型」パチンコ店という位置づけと捉えています。そして同店の周辺には同じような郊外型パチンコ店はありません。(最寄り駅となる「下総中山駅」と「原木中山駅」にはそれぞれ「駅前型」のパチンコ店は存在しています。)そのため競争環境という面では比較的恵まれているように映りました。
『サンラッキー市川店』は10月7日に改装オープンしたわけですが、その店休中に最寄りの2駅に加えて「本八幡駅」と「西船橋駅」の合計4駅にてティッシュ配りを行っていたようです。広範囲からの集客が期待できる点も同店の強みといえるでしょう。
なお、原木中山駅前には『ミラージュ』(山形屋興業)が2店舗存在していました。『ミラージュ』はパチンコ専門、『ミラージュアネックス』はスロット専門でしたが、後者は10月末を持ってクローズ済みです。駐車場は契約コインパーキングなどで賄っていましたが、当然車での来店者は少なそうですね。
一方で「ショプス市川」の駐車場台数は合計1000台、無料で共用収容できるようです。郊外型の競合ホールが見られない中では大きなアドバンテージとなっています。このように(周辺に駅前型パチンコ店はあるものの)同店と同じく自家用車で来店する郊外型パチンコ店が無い商圏はなかなかに珍しいケースかもしれません。良い営業を続けていっていただきたいものです。
■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。