千葉県最大級の総台数を誇っているパチンコ店といえば『ビックマーチ東習志野店』ですね。経営企業のジョイパックグループでは(茨城県を中心に)これまで北関東を拠点としてきましたが、同店のグランドオープンで千葉県へ初進出を果たし、業界内でも大きな話題となりました。
『ビックマーチ東習志野店』も12月29日を以って1周年を迎えます。これからますます期待できることでしょう。そんな話題の新店進出で、周辺エリアにおけるパチンコ店が影響を受けたのは当然のことです。なお、同店から南へ5キロほど離れた「千葉市幕張地区」にも数店のパチンコ店が集積しています。
今回はこの幕張地区の視察を行いました。前編として同地区の状況などからレポートしたいと思います。ちなみにパチンコホールは以下の4店舗です。
『やすだ幕張店』パチンコ機880台・パチスロ機362台(安田屋)
『ミリオン幕張店』パチンコ機576台・パチスロ機312台(ノヴィル)
『TOHO幕張店』パチンコ機202台・パチスロ機116台(永豊企業)
『アスワンMAKUHARI』パチンコ機408台・パチスロ機212台(大和商事)
幕張という名称から皆さんにとって馴染み深いのは「幕張新都心」かもしれません。今回の幕張地区からは数キロほど南下した場所にあり、現在では住宅地やマンション、文教施設や物流センターなどが混在しています。
パチンコ店が集積している国道14号線は、昔の海岸線ギリギリの跡です。これが現状はバイパス的な路線ですが、道路1本北側には旧道が並行しています。同線沿いにはパチンコ店の他にも商業複合施設や「イトーヨーカドー」などが点在していて、郊外ロードサイドの典型例のような地域ですね。
また、国道14号線とほぼ並行している有料道路が「京葉道路」です。同地区の西端が「幕張インター」で東端は「武石インター」なのですが、武石インターは国道14号線とは接続しておらず、数キロほど北側に離れています。ちなみに『ビックマーチ東習志野店』や『マルハン習志野』へは、武石インターに通じる県道を通るか、もしくは国道14号線を船橋方面に少し走って狭い道路を北上するしかないという道路事情になっていました。
ちなみに国道14号線には路線バスは経由しません。各パチンコホールは駅からも少し離れているため、自動車を利用する以外に来店手段が少なめとなっています。ちなみに今のところはパチンコ店から無料送迎バスが出ているといったことも確認出来ませんでした。
次回後編では、同地区におけるパチンコ店の現状についてリポートしたいと思います。
■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。