2022年11月22日、神奈川県川崎市中原区のJR南武線「武蔵新城駅」前に『ヒノマル新城駅前店』(トリックスターズ・アレア)がグランドオープンしました。同店は半年くらい前まで営業していた『ミツボシ』(三ッ星商事)の居抜き物件を取得して、スロット専門店としてスタートした案件になります。
ちなみに武蔵新城の「ヒノマル」といえば、この駅前から約3分のところにパチンコとスロットを別々な建物とした上で既に『ヒノマル新城店』営業済みでした。しかし今回、新店の『ヒノマル新城駅前店』をパチスロ専門店としてグランドオープンしたことで、既存店のスロット館を一時休業していたことも付記しておきたいと思います。
オープン当日の武蔵新城駅の様子としては、(11時半前に到着しましたが)グランドオープンの『ヒノマル新城駅前店』ではまだ入場が行われていませんでした。いわゆる裏口からの入場だったと思いますが、ずらっと行列ができていましたね。
そして同じ時間、駅前では「ちんどん屋さん」を見かけました。これは『ヒノマル』が用意したものと思います。あの音色と共にポケットティッシュを配ったり、一生懸命に声を出して『ヒノマル』の宣伝していたことが大変印象に残りました。
なお、従業員の皆さんは、おそろいのパーカーを着ていました。色は「トリックスターズ・アレア」グループを象徴する真っ赤な色で、片腕には「hINOMARU(hのみ小文字がトリックスターズ)」と、もう片方には「POWER STATION」と書かれていました。「POWER STATION」とは愛媛県松山市のパチンコ店で同じグループ店舗です。今回はこの真っ赤なパーカーが初めてお目見えとなったようですが、グループの結束を高める良い試みだと思いました。
一方で、同地がお膝元ともいえる地元の「アクセス」グループについて。実質、駅前で3店舗を展開しています。同グループはこの他に東京都足立区の竹ノ塚駅前にもパチンコ店を展開していますが、その2階には『ビックスマイル』という屋号でパチスロ機専用のゲームセンターを営業していますね。
私はその竹ノ塚と武蔵新城の双方にてトイレを借りましたが、どちらにも見慣れない販促物が掲げてありました。始めの一文には「笑顔は好意のメッセンジャーだ」と書かれています。かなり長い文章なのですが、笑顔をキーワードにした同社の企業理念みたいなモノが掲げられていたように思います。
その最後の数行辺りで「疲れ切った店員のうち、これ(笑顔)をお見せしないものがございました節は、おそれいりますが、お客さまのぶんをお見せ願いたいと存じます」と書かれています。このような販促展開はとても珍しいものですね。そのようなメッセージ販促からも、地元密着型ホールを強く意識している雰囲気が感じられたものです。
なお、武蔵新城駅の隣はJR南武線と東急田園都市線が交差する(武蔵)溝ノ口駅です。武蔵新城よりもパチンコ店の市場はさらに大きいもので、大小合わせ10店舗ほどあります。同エリアを含めて近いうちに改めて視察してみたいと思いました。
■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。