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【寄稿コラム】スマート遊技機の普及が進めばパチンコホールは出店しやすくなる、しかし勝敗を分けるのは「店の都合よりお客様の都合」

パチンコ業界においてスマート遊技機が普及するとどうなるか。最近あちこちでその話題が出る。気をつけなければならないのは最初の戦略立案だ。

例えば店舗開発。これまでと比較し必要となる設備が少ないので初期投資はあまりかからない。オペレーションも人件費を抑えられるので小規模店の採算も合いやすくなる。となると、コンビニや食品スーパーのような出店が加速するかも。

つまりお店が出しやすくなる。しかしこれはあくまで店側のメリットであり、出店しやすいからと言ってお客が来るわけではない。過去にコンビニやスーパーの店舗展開で勝敗を分けたのが、この「お客メリット」ではなかったか。それをスマート遊技機で実現するためにどうすればいいか。

さらに、出店しやすくなるということは競合も激しくなることを意味する。この「お店の都合よりお客の都合」「競争の激化」の2点がまず戦略立案の前提になるのだ。

コンビニ形態の店を個人商店が真似して作ってもうまくいなかった事例は山ほどある。残ったのはブランドのある、情報システムに精通した企業だった。すでに小売業ではなく情報産業に分類すべき業態といえるかもしれない。

あるいはチェーン化せず、客単価が高く、ほぼ100%が会員の老舗割烹料理店のようなホールなどもあり得そう。先人の試行錯誤の結果は、業界外に無数にみられる。


コメント:5件 コメントを書く

  1. 結局どうすればいいか書いてないというね

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  2. 先人の試行錯誤の結果が
    見逃してもらえる程度にくぎ曲げるってことですか?
    スマートに違法行為をしましょうってことなら断じて反対

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