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【パチンコ経営企業分析】パチスロ比率が全国平均を超える「メッセグループ」、スマスロ導入を追い風にしていくのか

新台導入状況、機種構成からパチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回ピックアップするのは「メッセグループ」。

「メッセグループ」は、東京都を中心にパチンコホールを店舗展開しているホールチェーン。全て「メッセ」の屋号を冠し13店舗を運営。そのうち12店舗を東京都で運営している。1店舗あたりの平均設置台数は698台で、1000台以上の巨艦店舗は2店舗運営している。

パチンコとパチスロとの設置比率が「62:38」前後で推移している中で、「メッセグループ」は「54:46」とパチスロの比率が比較的高い点が同グループの特徴と言えよう。

そんな「メッセグループ」の新台導入評価(※1)を見ていくと、「S」評価はパチンコが1店舗、パチスロが3店舗、「A」評価はパチンコが2店舗、パチスロが4店舗と、パチスロの新台導入を積極的に行っている。今年初めに旧規則機の撤去が行われてからどちらかというとパチンコを中心にしている企業が多い中で、独自性が感じられたものだ。

これは、資産価値額(※2)をみても同様の傾向が見られた。平均額と対比するとパチンコは28万2,154円(全国平均:19万2,442円)、パチスロは56万5,366円(同36万5,011円)と、パチスロのほうが平均値を大きく超えていた。

スマスロ導入を追い風にしていくのだろうか。動向を注視していきたい。

※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内となっている。

※2:資産価値
各機種における中古取引額の平均値を足していき、店舗の平均額を算出したもの
店舗における機種の価値を判断する指標となる


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