「正栄プロジェクト」グループが昨日12月26日(月)に「THE EAGLE GOLF」(ジ・イーグル・ゴルフ)のプレオープンを果たしたようだ。これにてゴルフ事業へと本格的に参入した格好である。
同社は主に「イーグル」の屋号で計21店舗のホールを営業中であり、北海道を代表するパチンコ企業の一つと評せることだろう。ちなみに一時は合計38店舗のホールを経営するに至っていたが、2021年以降に10軒のホールを閉鎖・売却済み。近年では事業のスリム化を推進してきた。
その内の1店舗が2021年1月より休業となっていた『クラブイーグル南7条店』(札幌市中央区)だ。総設置台数は279台で、スタイリッシュなパチスロ専門店として業界内でもよく知られていたホールである。
そんなパチスロ専門店が全面改装されて生まれ変わったのが「THE EAGLE GOLF」。平たく言えば、近未来的なゴルフ屋内練習場といったところか。パチンコホールの跡地に出来る新業態としてはかなり珍しい部類に入るといえそう。
ただ、コロナ禍以降にゴルフの人気が急上昇していることは間違いない。こうした市場活性化を背景にゴルフ事業へと本格参入を決めた辺り、目の付け所はさすがの一言である。パチンコ企業が取り組む新規事業としては非常に興味深いものといえるだろう。
なお、最新鋭の設備を備えた本施設の利用料金はサブスクリプション制となっていて、月額料金は個人会員2万8千円、法人会員6万円とのこと。グランドオープンは2023年2月1日を予定し、それまでのプレオープン期間については「入会金無料キャンペーン」などが実施されている。
ゴルフをやらない私には利用料金が高いのか安いのか全くピンと来ないのが正直なところ。それでも「北海道初となるDX GOLF屋内練習場」として、世界最高水準の弾道計測器「トラックマン」を屋内世界最大規模の19台も設置しているというから気合の入りようは十二分に伝わってくるもの。ゴルフ好きの方は是非確認してみていただきたい。
パチ屋の経営者や役職者はゴルフ好きだからな。月額料金高すぎで1年持たないんじゃない。
イメージだけでモノ言うが、雪国でニッチ産業的な屋内施設は、大成功とは行かないまでも順当に利益を出していきそうで、うまいとこ狙っていくなぁと思った。