新台導入状況、機種構成からパチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回ピックアップするのは、全国で最も設置台数が多い「マルハングループ」。
「マルハングループ」はほぼ全店に「マルハン」の屋号を冠し、全国に300店舗以上を運営。店舗数は「ダイナムグループ」より少ないものの、総設置台数は約22万台で全国トップだ。次位の「ダイナムグループ」も20万台以上だが、3位の「アンダーツリーグループ」の総設置台数は8万台強であるので、明らかに頭1つ抜きんでている。
2022年よりM&Aによる拡大路線が推進され、昨年1年間だけで6店舗傘下に収めている。なお、昨年末にはこのうち4店舗を屋号変更のうえグランドオープンした。
そんな「マルハングループ」の新台導入評価(※1)を見ていくと、「S」評価はパチンコが62店舗、パチスロが61店舗、「A」評価はパチンコが74店舗、パチスロが52店舗であった。
店舗数が他グループと違いすぎるため当然ではあるものの、パチンコ・パチスロともに全「S」ランクの店舗の10%以上を占めているのは圧巻と言えよう。
また、資産価値額(※2)に関しては、平均額と対比するとパチンコは23万8,240円(全国平均:19万2,442円)、パチスロは47万5,938円(36万5,011円)と、これだけの店舗数を抱えているのにも関わらず平均値を超えていた。
パチンコ業界のリーディングカンパニーはと聞かれたら、ほとんどの方が「マルハン」と答えるだろう。その評判にふさわしい状況であった。
新築グランドオープンも控えている同社、2023年はどのような動きを見せてくれるのだろうか。非常に楽しみである。
※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内となっている。
※2:資産価値
各機種における中古取引額の平均値を足していき、店舗の平均額を算出したもの
店舗における機種の価値を判断する指標となる
いくら業界で評価がよかろうが、
一般人からは評価されないよ!
井の中の蛙
パチンコ屋が儲かる=中毒者が出ている