昨年からコラムを少しずつ復活させてきましたが、ありがたいことに「マスクマンのコラムを読んでいるよ」と言って下さる方々からお声をいただきました。誠にありがとうございます。マスクマンのマスクですが、見えない「政治的な圧力」があるので、ここ最近はそれを被ることを控える場面が多くなっていました。「出る杭は打たれる」ということでしょうか。
さて、今回から新たなカテゴリーをスタートさせます。マスクマンこと拝二刀が気になるパチンコ店で遊技しながら、アナログな視点で「覆面調査」しようという内容です。ざっくりと言えば「ミステリーショッパー」のアナログ版といったところでしょうか。遊技していて気付いたことや気になった点などをレポートしていきたいと思います。
今回は、2022年12月28日にリニューアルオープンした東京都瑞穂町の『グランド ラ・カータ1111瑞穂店』(瑞鳳グループ)です。
同店がグランドオープンを果たしたのは1年前。その際に(プロ対策などで)ハウスルールを厳しくしてしまったようですね。その影響もあって、以降の来店客数にかなりの影響を及ぼしてしまったようです。私自身は様々なSNSからこの情報を知ることになりました。
結局、昨年10月下旬から2カ月ほど休業して仕切り直しとなったのでした。年末年始の時期ですし、さすがに相当賑わいを見せているだろうと予想していました。そこで、リニューアルオープンから3日目となる12月30日に見てきた次第です。
しかし残念ながら、グランドリニューアルオープン3日目とは思えない稼働状況だったと言わざるを得ません。やはり一度失った信頼を取り戻すことは相当難しいのでしょうか。
ちなみに店舗のある場所(いわゆる立地)ですが、それは悪くないと思います。最寄りの大通りが国道16号線で、交差点を曲がったところすぐですのでとても目立ちます。
まずメイン入口から入場すると、一番初めに目に飛び込んでくるパチンコの島が0.2円というレイアウトです。そこから中央通路を歩いて1円、4円、そして奥へ進むとパチスロコーナーとなっています。本来の総台数は1111台ですが、視察時には一部閉鎖しているコースもあって1071台となっていました。
最大の競合店である『フェイス瑞穂店』と差別化する意図があったのか、超低貸営業を行っていましたが、残念ながら集客効果はあまり感じられません。
ちょっと長くなってしまったので前編はこれくらいで。詳細は後編で続けさせていただきます。実際に同店で打ってみた感想や競合する『フェイス瑞穂店』を視察しての比較などをまとめます。
■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。
実績のないラカータがこの規模で運営できるわけない。隣は超強豪店。
たぶんむりむり。。
立地はいいとは言えません。電車からのアクセスはかなり悪いですから。
目の前にあった西友系の大型モールが閉店したこともそれを物語っています。
地方都市ではこうした郊外店が当たり前かもしれませんが、東京は別です。
工業地帯が近くにありますから、以前は工員らの集客が見込めたことでしょう。
しかし、いまはそういう層にカネが回っていません。
工業地帯、工業団地近くのパチンコ屋は、少なくとも東京近郊では一部店舗を除いて
集客に苦労しているところが大半ではないでしょうか。