新台導入状況、機種構成からパチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回対象とするのは「キクヤ」の屋号で店舗展開してる「喜久家グループ」。
「喜久家グループ」は東海地方を中心に店舗展開するグループで経営店舗は8店舗。1店舗あたりの平均設置台数は837台で、1000台以上の巨艦店舗も3店舗運営する。残りの店舗のほとんどが総設置台数800台以上の大型店であり、店舗規模は比較的大きい。このうち1000台超の規模を誇る『キクヤ春日井店』(1234台)と『キクヤ穂積店』(1266台)は、特に高集客をみせる優良ホールと評せるだろう。
新台に関しても積極的に導入しているグループで、「S」ランクの店舗は、パチンコが6店舗、パチスロが5店舗。また、「A」ランクの店舗はパチンコ・パチスロともに1店舗と、ほぼ全ての店舗が上位2ランクに入っている。
経営店舗数が少ないため、グループ全体の年間総新台導入台数は約7000台とインパクトは少ないものの、総設置台数以上の新台導入台数であった。このような結果は、他のグループには見受けられず、「キクヤグループ」が積極的に新台を導入していることの裏付けになる。
また、資産価値額に関しても、12月度において、パチンコが48万8976円(平均18万5151円)、パチスロが47万7159円(平均37万2603円)と、ともに平均額を大幅に上回っていた。
昨年11月にアルパインHDが営業していた『ゴールド・ヒル大野芝店』と『HALULU』が新たに加わった。そのうち大阪府堺市中区で営業していた『ゴールド・ヒル大野芝店』は店舗建て替えに伴い本年1月15日に閉店したが、今後は「キクヤ」の屋号で開店すると告知している。
初進出となる関西地区においてもその存在感を示すことができるのか。同社の動向から目が離せない。
※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内となっている。
※2:資産価値
各機種における中古取引額の平均値を足していき、店舗の平均額を算出したもの
店舗における機種の価値を判断する指標となる
※タイトルおよび本文に誤りがありました。以下訂正の上、お詫び申し上げます。(編集部、2023年1月26日)
誤:喜久屋グループ
正:喜久家グループ
喜久屋ではなく喜久家だからねw
さすが菊屋だね。