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【パチンコ経営企業分析】南九州を代表するホールチェーン「岩下兄弟グループ」、大規模店への投資が顕著

『モナコパレス菊陽店』

新台導入状況、機種構成からパチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回対象とするのは「岩下兄弟グループ」。

「岩下兄弟グループ」は熊本県および宮崎県にて、主に「モナコパレス」の屋号で24店舗を運営。1店舗あたりの平均設置台数は677台で、1000台以上の巨艦店舗は3店舗。一方で、400台未満の小型店舗も3店舗あり、巨艦店舗から小型店舗まで多岐にわたっているのが特徴であろう。

そんな「岩下兄弟グループ」の新台導入評価を見ていくと、「S」ランクはパチンコ・パチスロともに4店舗で、「A」ランクはパチンコ・パチスロともに2店舗となっていた。

この「S」ランク店舗は、グループ内設置台数上位4店舗となっており、小型店舗に関してはそれほど新台導入評価が高くなかったことから、設置台数を一つの基準として新台を導入している様子が見受けられた。

資産価値額に関しては、パチンコは28万8635円(平均18万5151円)、パチスロは67万7317円(平均37万2603円)とともに平均額を大きく超えていた。

店舗別に見ても、1000台以上の巨艦店舗の一つである『モナコパレス菊陽店(1110台)』は、パチンコは全国14位、パチスロは全国6位と非常に高く、こちらも大型店舗を中心に注力している様子がうかがえる。

規模に応じた投資を行っている印象が強い「岩下兄弟グループ」。ソフトサービス面の評価も高く、引き続き注目しておきたい法人である。

※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内となっている。

※2:資産価値
各機種における中古取引額の平均値を足していき、店舗の平均額を算出したもの
店舗における機種の価値を判断する指標となる


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