×

【パチンコ経営企業分析】東海エリアにパチスロ新台を積極的に導入する傾向、2023年1月度の新台導入評価(パチスロ編)

今回は直近のパチスロ新台導入評価(2022年8月~2023年1月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。

上位500店舗が該当する「S」評価店舗数が多い都道府県は

1.東京都 55店舗
2.愛知県 54店舗
3.神奈川県 40店舗

10店舗以上ある都道府県は、福岡県(39店舗)、千葉県(32店舗)、埼玉県(27店舗)、茨城県・大阪府(26店舗)、静岡県(15店舗)、岐阜県(14店舗)、三重県・岡山県(13店舗)、兵庫県(12店舗)、群馬県(11店舗)が該当し、逆に1店舗も該当しない県は5県見られた。

一方、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県に関しては、

1.三重県14.9%
2.茨城県14.1%
3.福岡県14.0%

その他10%以上の都道府県は、愛知県(13.7%)、岐阜県(12.3%)、群馬県(12.0%)、岡山県(11.5%)、千葉県(11.3%)、神奈川県(11.2%)、東京都(10.5%)、鳥取県(10.3%)、宮崎県(10.0%)が該当した。

また、前回(2022年7月~12月の6カ月間の評価)と比較していくと、東京都は前回から「S」ランクの店舗数が9店舗増加。一方、前回最も店舗数の多かった愛知県は5店舗減少し、比率もトップ3から陥落していた。なお、東京都と愛知県はパチンコの新台導入評価において全く逆の傾向が出ていたのも特徴的と言えよう。

それ以外の地域では、前回と同様に三重県や茨城県の「S」ランク店舗の比率が高く、首都圏エリアの地域の比率はそれほど高くなかった。さらに岐阜県も「S」ランク店舗の比率が高く、東海エリアが新台を積極的に導入している様子がうかがえた。

次に、グループ別に見ていく。

「S」ランク店舗の比率が高かったのが、20店舗以上のグループでは「マタハリーグループ(PIA)」が47.6%でトップ。

また10店舗以上まで範囲を広げていくと、

1.「麗都グループ(レイト)」75.0%
2.「中原商事グループ(つばめ)」70.0%
3.「セントラルグループ(コンコルド)」66.7%
4.「日拓グループ(エスパス)」64.3%
5.「デルパラグループ(デルパラ)」58.8%

であった。

「マタハリーグループ」「デルパラグループ」「麗都グループ」はパチンコの比率ランキングの上位に入っていなかったグループだが、前者2グループに関しては、パチンコの「S」ランク店舗比率もほぼ似たような値になっているため、相対的にみてパチスロに対する導入頻度が高くなっているといえそうだ。また、「麗都グループ」においては、全12店舗中パチスロ専門店が3店舗あることが一因であると言えよう。

パチンコとパチスロでは異なる傾向がみられた。その月に発売される新台にも影響されると思われるが、グループごとの動向は引き続き追っていきたい。


コメント:0件 コメントを書く