「ゲーミング&エンタテインメント(G&E)ビジネススクール」では公式ツイッターを更新し、2月末をもって「大阪校」を閉校したと発表している。
G&Eビジネススクールはパチンコ業界の人材育成を目的として2006年に開校された。パチンコ業界への就職・転職に特化した唯一の教育機関であり、大手メーカー等が共同出資の上で設立した次第である。
受講するコースによってカリキュラムが異なり、遊技機の開発職を目指す人向けの「開発系コース」や総合的に学べる「総合エンタテインメントコース」などがある専門学校だ。
2006年4月に「新宿校」が開設されて、まずは東京からスタート。(なお、2013年には「渋谷校」へと移転していた点も付記しておきたい。)そして2009年には名古屋で、2015年には大阪でも開校されて、3地区体制で活動を続けてきた。
しかしながら2019年3月に名古屋校が閉校し、この度「大阪校」も閉じたことで現在は東京エリア「渋谷校」のみとなっている。なお、公式ツイッターでは以下のように記載されていた。
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【ご報告】
突然ですが、本日を持ちまして《G&Eビジネススクール大阪校》は閉校することになりました。
8年間、在校生達の応援をして頂いた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです、本当に有難う御座いました!
こちらのアカウントは名前を変えて継続していきますので、引き続き宜しくお願い致します。
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同スクールの出身者には私も多数お会いしたことがあるが、一様に前向きな姿勢を見せる人が多い印象だ。少なくともパチンコ業界で仕事をするきっかけの一つとしては十分機能していたように思う。
そのため閉校ニュースは残念な限り。「渋谷校」の拡大に期待したいところである。
メーカーの数がどんどん間引き佐れるように減ってる。これだと業界への就職も特定のメーカーを目指した斡旋のつながりが重要になってしまう。
就職したいメーカーはここしかないよって限られてる市場になってしまうと学校としても生徒としても閉鎖的な環境だなとか思う。これでは育てる学校も志望する生徒も、採用する枠も減っていく。
業界全体の衰退がじわじわと着実に進んでるのを感じる。十年そこら前までの業界のあり方はもうここにはなくなっている。
パチンコ、パチスロの出玉だけで生計を立てる者の育成する学校ができれば、業界は成長できるよ。
ゲームのプレイだけで生計する者を養成する学校みたいにね。