「三洋物産」は、現在パチンコにおいて、メーカー別設置台数が最も多いメーカーであり、その設置台数は60万台を遥かに超えている。また、パチンコ全体の31.5%を占め、次位の「SANKYO」に20万台以上の差をつけている。
機種別の設置台数を見てもTOP10に6機種が該当し、その中でも「Pスーパー海物語 IN 沖縄5」においては、昨年7月より設置台数首位の座を維持し続けている。
では、各ホール企業の設置状況はどうなっているのだろうか。
グループ名 | 店舗数 | 設置台数 |
ダイナムグループ | 431 | 53,203 |
マルハングループ | 309 | 47,167 |
アンダーツリーグループ(キコーナ) | 141 | 16,035 |
延田エンタープライズグループ(123) | 59 | 9,035 |
ガイアグループ | 64 | 8,867 |
上表のように、設置台数で見ていくと「ダイナムグループ」と「マルハングループ」が他社を圧倒しているものの、総設置台数の違いが大きすぎるのでこれを踏まえて設置比率で見ていく。
総設置台数5,000台以上のグループ84グループのうち、全体の平均値である31.5%を超えているのは29グループ。その中において設置比率が上位のグループは下表の通りとなる(総設置台数が5,000台以上のグループを対象とする)。
グループ名 | 店舗数 | 設置台数 | 設置比率 |
二十一世紀グループ(CORE21) | 14 | 2,106 | 37.9% |
ダイナムグループ | 431 | 53,203 | 37.2% |
一六商事グループ(MGM) | 50 | 7,013 | 36.4% |
大西商事グループ(USA) | 14 | 2,019 | 36.3% |
岩下兄弟グループ(モナコパレス) | 24 | 4,015 | 36.2% |
ひぐちグループ(まるみつ) | 17 | 2,538 | 36.1% |
アミューズグループ | 24 | 3,570 | 36.0% |
テンガイグループ | 12 | 1,868 | 36.0% |
セントラルグループ(セントラルディーボ) | 23 | 2,747 | 35.6% |
カネマツグループ(ライジング) | 17 | 2,205 | 35.6% |
一方、設置比率が低いのは下表の通りとなる。
グループ名 | 店舗数 | 設置台数 | 設置比率 |
日光商事グループ(nikko) | 15 | 1,830 | 19.0% |
浜友観光グループ(楽園) | 22 | 2,672 | 22.7% |
セントラルグループ(コンコルド) | 14 | 1,895 | 23.9% |
ガイアグループ | 85 | 7,680 | 24.4% |
新日邦グループ(コンコルド) | 23 | 2,480 | 24.7% |
このように各グループによって設置状況に違いが大きく出ているのがわかる。
今回はパチンコ最大設置メーカーの「三洋物産」について見たが、各メーカーごとに見ていくことにより、それぞれのグループにおける傾向は見えてくるだろう。
※設置台数は新ピーサーチの2023年3月15日データを使用。データは公開店舗のものに限る。
※各表における店舗数に関してはパチスロ専門店は除いている