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【パチンコ経営企業分析】都道府県別の入替状況、北海道が対前年比で唯一90%を下回っている

パチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回は、特定の企業ではなく、都道府県別の入替状況についてみていく。

新型コロナの感染拡大が始まった2020年以降の新台導入台数(※1)を年度ごとに見ていくと、

2020年:102万7070台
2021年:139万1184台
2022年:143万2515台

と年々増加しており、2023年に関しては、2カ月間の実績を元に年間推定導入台数を算出すると146万3196台となり、同じようなペースでいけば今年も新台導入台数は前年比で増加となるだろう。

では、都道府県別に見たらどうだろうか。

2021年 2022年
都道府県 導入台数 比率 導入台数 比率 比率差 前年比
全国 1,391,184 1,432,515 103.0%
北海道 65,168 4.7% 57,263 4.0% -0.7% 87.9%
青森県 17,431 1.3% 17,066 1.2% -0.1% 97.9%
岩手県 15,630 1.1% 15,502 1.1% 0.0% 99.2%
宮城県 33,351 2.4% 32,709 2.3% -0.1% 98.1%
秋田県 12,092 0.9% 11,009 0.8% -0.1% 91.0%
山形県 10,280 0.7% 9,390 0.7% -0.1% 91.3%
福島県 27,762 2.0% 26,267 1.8% -0.2% 94.6%
茨城県 35,179 2.5% 40,182 2.8% 0.3% 114.2%
栃木県 22,586 1.6% 21,861 1.5% -0.1% 96.8%
群馬県 18,887 1.4% 20,631 1.4% 0.0% 107.8%
埼玉県 70,286 5.1% 72,630 5.1% 0.0% 103.3%
千葉県 58,085 4.2% 63,817 4.5% 0.3% 109.9%
東京都 123,613 8.9% 128,578 9.0% 0.1% 104.0%
神奈川県 76,093 5.5% 84,753 5.9% 0.4% 111.4%
新潟県 26,588 1.9% 26,207 1.8% -0.1% 98.6%
富山県 12,515 0.9% 12,309 0.9% 0.0% 98.4%
石川県 11,900 0.9% 11,453 0.8% -0.1% 96.2%
福井県 10,583 0.8% 10,615 0.7% -0.1% 100.3%
山梨県 8,364 0.6% 7,808 0.5% -0.1% 93.4%
長野県 21,117 1.5% 20,214 1.4% -0.1% 95.7%
岐阜県 23,523 1.7% 25,281 1.8% 0.1% 107.5%
静岡県 44,979 3.2% 42,921 3.0% -0.2% 95.4%
愛知県 103,071 7.4% 108,109 7.5% 0.1% 104.9%
三重県 20,534 1.5% 23,779 1.7% 0.2% 115.8%
滋賀県 13,190 0.9% 14,013 1.0% 0.1% 106.2%
京都府 23,846 1.7% 22,515 1.6% -0.1% 94.4%
大阪府 93,295 6.7% 98,934 6.9% 0.2% 106.0%
兵庫県 46,260 3.3% 48,916 3.4% 0.1% 105.7%
奈良県 8,477 0.6% 9,213 0.6% 0.0% 108.7%
和歌山県 11,074 0.8% 10,576 0.7% -0.1% 95.5%
鳥取県 7,548 0.5% 9,076 0.6% 0.1% 120.2%
島根県 7,577 0.5% 8,218 0.6% 0.0% 108.5%
岡山県 20,211 1.5% 23,082 1.6% 0.1% 114.2%
広島県 31,197 2.2% 31,598 2.2% 0.0% 101.3%
山口県 13,917 1.0% 15,215 1.1% 0.1% 109.3%
徳島県 7,231 0.5% 7,045 0.5% 0.0% 97.4%
香川県 13,382 1.0% 13,476 0..9% 0.0% 100.7%
愛媛県 17,212 1.2% 17,895 1.2% 0.0% 104.0%
高知県 9,019 0.6% 8,247 0.6% -0.1% 91.4%
福岡県 67,424 4.8% 70,720 4.9% 0.1% 104.9%
佐賀県 10,683 0.8% 11,356 0.8% 0.0% 106.3%
長崎県 19,439 1.4% 17,763 1.2% -0.2% 91.4%
熊本県 28,774 2.1% 27,503 1.9% -0.1% 95.6%
大分県 17,643 1.3% 18,613 1.3% 0.0% 105.5%
宮崎県 19,560 1.4% 20,045 1.4% 0.0% 102.5%
鹿児島県 25,497 1.8% 26,274 1.8% 0.0% 103.0%
沖縄県 9,111 0.7% 12,138 0.8% 0.1% 133.2%

上表を見ると、沖縄県や鳥取県をはじめとして、2021年よりもはるかに新台導入台数が増える県が見られる一方で、北海道の減少幅が目立っていた。

導入台数の対前年比では唯一90%を下回っており、都道府県別の導入比率においても1年間で4.7%から4.0%へと、その比率を大きく減少させていた。

今年1、2月に実績においても、都道府県の導入比率は4.1%と、2022年よりは持ち直しているものの、2021年の値には程遠い。

新台導入のペースは軒並み持ち直している中で、北海道の新台導入の鈍化が気になる状況である。

※1:新台は導入日から4週以内に導入したもののみとする


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