新台導入状況、機種構成からパチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回は2023年3月度のグループ別新台導入状況を見ていく。
3月度における新台導入台数(※1)は、8万6832台であった。これは2月度の14万2496台から5万5664台も減少していた。しかしながら、昨年同時期と比較すると1万3162台の増加となっている。
ちなみに、昨年同時期と比較した導入台数は下表のとおり。
新台導入台数推移 | ||||
1月 | 2月 | 3月 | 累計 | |
2022年 | 179,580 | 132,421 | 73,596 | 385,597 |
2023年 | 101,370 | 142,490 | 86,832 | 330,692 |
差分(2023年-2022年) | ▲78,210 | 10,069 | 13,236 | ▲54,905 |
グループごとの新台導入台数を見ていくと、設置台数が圧倒的に多い「マルハングループ」と「ダイナムグループ」がそれぞれ7500台以上、4000台以上となり、それ以外で1000台以上導入していたのは9グループと、先月と比較すると各グループともに導入台数は減少していた。
その中で、先月よりも導入台数を増やしていたのは、「麗都グループ」「イースペースグループ」「オータグループ」などがあげられる。
これらのグループは、月末に導入が始まった「キングハナハナ-30」の大量導入を行ったことによりパチスロの新台導入台数が2月よりも大幅に増えてたためであった。
また総設置台数5000台以上のグループにおける新台導入率上位のグループは下表の通り。
グループ名 | 導入率 |
麗都グループ | 9.6% |
イースペースグループ | 8.8% |
喜久家グループ | 7.3% |
浜友観光グループ | 6.6% |
セントラルグループ | 6.4% |
※:セントラルグループは愛知県を中心に主に「メガコンコルド」の屋号で営業しているグループ
このように、3月度は「麗都グループ(※2)」の積極的な導入状況が際立つ結果となった。
今月は話題機である「スマスロ北斗の拳」やスマパチの導入が始まる。昨年4月の導入台数は9万3165台であるがこの数字は上回りそうだ。月末にはどのような結果が見られるだろうか。
※1:新台は発売から4週以内に導入されたもののみとする
※2:閲覧有効期限 4/4~4/7