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続:パチンコ店の信用度と広告の関係【ぱちデザM氏の広告ブルブル#3】

前回、パチンコ店の広告以外の信用度についてお話ししました。今回は「演出」を軸に信用度についてさらに書いていきます。

商売は「感情を売っている」

まず「信用度=来店意欲・稼働」とし、ユーザーが何を求めてパチンコホールに来店するかを考えてほしい。昨今ではアイドル店員や演者、限定景品といった付加価値を求めて来店する人もいるが、大多数は当然パチンコ・パチスロが好きで、遊技することに価値を感じ来店している。

じゃあパチ・スロはなんなのかを考えると、競馬や宝くじなどと違い”遊技性”がある。遊技性で重要なのが「台の演出」だ。

信頼度40%の魚群だったり、「リゼロ」の先バレ50%だったり、最近だと「スマスロ北斗」の継続率84%以上の「北斗揃い」だったり。
(※余談 これを書いてる時点で「北斗」初日にレインボーオーラー→吐血→単発→初代継承だw っての見て笑った。夢を見させる演出はいい演出。その隣で白オーラで爆裂するとさらに初代「北斗」っぽくなる)

これら「台の演出」ももちろん大切だが、パチンコホールには「店の演出」を考えてもらいたい。

店の演出って何?ってのはまずは前回のコラムで説明した広告内容以外の要素「清掃・管理・更新・伝わりやすく正確な情報」などがある。

そして「頻度・場所・回数」などの要素を足した演出でエンタメ空間溢れる店舗作りが可能になる。もちろん現状多くのホールが台データ公開や公約イベントなど出玉が見ることができるため出玉も重要だが、より良く魅せる演出によって稼働を牽引する店舗も存在する。

まず「頻度」に関しては、「出しっぱなし・やりっぱなし」はよくない。広告宣伝ガイドラインが新たに出てやれること増えたのにオペレーションもよく突き詰めないと活かせてるとは言えない。

そして「場所」。店内か店外か、遊技導線や島の作り、店頭かWEBか、WEBでも媒体によって適切かとか。同じ内容のものを店舗に貼りすぎていないだろうか?意図があればOKだが、意図なければそれは当然ユーザーには伝わらない。

「回数」の重要性は「飽き」が来ないよう常に「新鮮さ」を提供すること。まさしく台を媒介にした「店の演出」である。
※某グループの1店舗はポスターのみで月間200万円ほど費用かけている。データ制作のみで印刷は自社大型プリンター。嘘のようなほんと。当然高稼働である。

店の信用度のほか、台個別の信用度についても説明しておきたい。

「エヴァ」「リゼロ」が選ばれてるのはスペック・演出ももちろんあるが、もう一つの重要なポイントとして「店の扱いの良さ」がある。

台の面白さ+店の扱い=大ヒット機

だいたいはこの法則が当てはまる。結局は良台も店次第。店次第の何が違うのか?の答えの一つは「店の演出」になる。
※選ばれるについて補足すると、旧規則機撤去までの数年間は初代「北斗無双」を死んだ目で打ってる人が多かったのはユーザーも店も良くなかった。スペックだけに囚われ、とてもエンタメ空間とはほど遠かった気がする。末期は打たされてる感覚が強かった。ただ大ヒット機かつ良台には違いなかったし私の遊技履歴を見たら40万も打ち込んでた。

「店の演出」をさらに深掘りすると、よく言われる「あらゆる商売・業態は感情を売っている」に繋がってると感じている。どうすればユーザーがまた自店に来店したくなるのかを念頭に置き、広告を通した「店の演出」を考えてもらいたい。

 
次回は、広告提供側としての立ち位置を書いていきます。代理店・ホール・メーカーとデザイン業務は一緒でも業界の見る角度結構違うんです。


コメント:2件 コメントを書く

  1. ホールは出来ない、やろうともしない、利益になればなんでもいいってのをやめなければ信用なんてえられるはずない

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  2. コロナや電気料金値上げなどの逆風もありますが、これはどの業種にも等しく同じだけ負荷がかかった訳で。
    等価禁止、500円分の特殊景品廃止、消費税全額客持ち。とパチ屋に得な変更もありましたよね。その分良い調整になりましたか?
    良い台が出ればまた活気を戻せる。店も盛り返せる。なんて思っているなら間違いです。店を繁盛させる為にどの様な取り組みや、客の満足度アップの働きをしてきましたか?きっと何も思いつかないでしょう。サービス業なのに何処を選んでも同じ満足度、突出して売りどころも無いサービス。
    人気機種にすがりメーカーの裾にしがみついて生かされてきたんだから、メーカーに足元見られるのは当然だよね。

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