【パチンコ経営企業分析】中国・四国地方の９県における新台導入状況、新台導入に積極的な企業があるかどうかで県全体の新台導入状況が変わる

パチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。都道府県別の新台導入状況は、全国で導入台数が多い店舗を抽出したが、各都道府県別に見たらどうだろう。

そこで、今回は中国・四国地方９県の導入台数上位店舗を県ごとに見ていく。鳥取県から高知県までの各県における導入台数上位３店舗は下表のとおり。

※都道府県における順位は都道府県別、店舗における順位は店舗別の順位となる

これらを見ていくと、まず岡山県は県庁のある「岡山市」ではなく、人口が約１０万人の「津山市」のほうが新台導入に積極的であった。その理由として考えられるのは新台導入に積極的な「日光商事グループ」の『ｎｉｋｋｏ津山店』が昨年末にグランドオープンした影響が大きいだろう。

また、山口県では『ｎｉｋｋｏ津山店』と同様に昨年末にグランドオープンした『デルパラ７山口店』が、香川県では『ｎｉｋｋｏ高松中央店店』が３カ月間で次位の店舗の倍以上の新台を導入しており圧倒的なインパクトを与えていた。

その一方で香川県の隣県である徳島県においては、３カ月間の新台導入台数が最も少なく、県内上位店舗も県外企業が占め、上位店舗の導入台数もそれほど差が見られなかった。

このように、県内に新台導入に積極的な企業があるかどうかで、県全体の新台導入状況が変わっていた。最後は九州地方になるが、今回のように極端なエリアは見られるだろうか。