×

【パチンコ経営企業分析】運営店舗10店舗未満のホールチェーンにおける新台導入状況を考察(パチンコ編)

今回は、直近のパチンコ新台導入評価(2022年10月~2023年3月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。

前回グループ別にみて、経営店舗10店舗以上における「S」ランク店舗比率が高いグループをピックアップしたが、今回は10店舗未満で経営しているグループについて見ていく。

まず5店舗以上で「S」ランク店舗比率が50%以上のグループは下表の通り。

グループ名 店舗数 S店舗 S比率
喜久家グループ 8 7 87.5%
ベルエアグループ 5 4 80.0%
麗都グループ 9 7 77.8%
大王興業グループ 5 3 60.0%
西原物産グループ 9 5 55.6%

※店舗数にはパチスロ専門店は含んでいない

「喜久家グループ」「麗都グループ」のように度々紹介しているグループが名を連ねていた。

それでは、5店舗未満のグループではどうだろう。店舗数が少ない中でも積極的に新台を導入するスタイルで営業しているのは、「オーシャングループ」と「成和グループ」があげられる。

どちらも東京都23区内で店舗展開しており、「オーシャングループ」は西側の練馬区、杉並区、板橋区でパチンコ店は3店舗経営し、その全てが「S」ランク。「成和グループ」は大田区蒲田駅前にて3店舗営業しており、そのうち2店舗が「S」ランクとなっている。

パチンコの新台導入頻度が積極的な東京都ならではとも言えるが、小規模のグループでも積極的に導入しているところもある。

その他にも「コロナグループ」や「大永産業グループ」のように単独店舗でも「S」ランクの企業もある。

新台導入評価は、直近半年間における導入台数、導入機種数、回転率、1機種あたりの最多台数を指標化して算出したものであるので、大手チェーンおよび大型店舗に高評価が付きやすくなるが、その中でも積極的に新台を導入している店舗もある。

このような店舗の動向を引き続き追っていきたい。


コメント:0件 コメントを書く