果たして「機歴」は悪なのか。何度も扱ってきた話題だが、単純に一切ダメと切り捨てることはできない。必要な機械のみを必要なだけ売って欲しいホールと、販売台数を伸ばしたいメーカー側とでは思惑が異なるのは当然だ。
生産の都合もあるし、部材の制限もあり、需要通りの台数を出すこと自体が難しい。普段買わない店よりも「お得意様優先」という話になるのは仕方ない部分もあるだろう。
しかし、だからと言って機歴用の機械を売るだけ売って投げっぱなしもどうかと思うのだ。そんな機械が大ヒットすることも稀にはあるが、基本的には機械代の回収もままならぬまま消えていくもの。
特に最近は、導入タイミングにすら疑問を抱く適当さ加減。「せめて2週ずらしていれば」「こっちの導入数が少ない時期に回してくれれば」、そんな機械も多いのが現実である。
必要以上に導入されるのはもう仕方のないことだが、少しでもダメージは減らすべきだ。むろん減ったダメージは主力機の貢献にもつながる。そして最終的にはユーザーの財布にも大いに関係のある話だ。
SNSなんかで愚痴っても、印象が悪化するのはメーカーだけでなくホールも同じこと。どうせなら機歴台は導入タイミングを固めて謎の超大型入替なんかで賑やかすくらいには割り切ってもらいたい。
コメント :6件
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コメント一覧 (6件)
なんと言おうが悪そのもの。元々、そんな仕組みがなくてもメーカーは成り立っていたんだから。これによってメーカーの力関係、ホールの力関係が崩れてる。しわ寄せは客。機歴は業界全体を衰退に向かわせている原因の一つ。
これはもう買うほうが悪い
1台を2台分の値段で買うわけだからそれでも儲かると思って買ってるわけだ
何を泣き言を言ってるのか
オーナーが身銭を切るわけじゃなくユーザーの財布から購入費を出すだけなんだから搾り取ればいいじゃん
要らないものを必需品と抱き合わせで売る行為が悪じゃないわけないだろ
ダメな業界にいると頭もダメになるんだな
機歴とは何の為にあるんだろう
売れなかったから抱き合わせにするなら解るが最初から売れないのが解っていてホールに押し付けていたら
ホールの体力が無くなり、ユーザーから搾り取るしか無くなる
そしてユーザーが減ればホール→メーカーへとダメージが跳ね返って行くとは考えないのか
金の卵を産むガチョウの童話を知らないのかと思う
マジレスすると本命機を作る前に冒険とか試験的な意味の少数台を作ってユーザーの反応を見る作業って必要でどこでもやってるんだけど当然金はかかる
でもその少数台を買う代わりに本命台は優先的に入れてくれよってやってたのが大手ホール
で、うちは試験台を買ってるのに中小は何もリスク無しで本命台買えるのはおかしくね?って大手ホールが言い出したから大手が買ってた試験台を機歴として中小にも買わせてるってだけね
最近では本命のはずが出来が悪くて売れない台まで機歴と言う名の抱き合わせにされてるだけだけどね
売れ残った商品をいかに捌くかってのが販社の腕の見せ所、商いの醍醐味だと思っているし、一般的な企業なら売れそうにない商品は企画の段階で終わるはず。
作った商品は機歴と抱き合わせで完売できるからクソ台のリリースはなくならない。機歴の為の商品開発をしているのだからもうやめられないだろう大開王