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【パチンコ経営企業分析】4月度のパチスロ資産価値額で唯一グループ平均100万円超え、機種構成に対する意識が高い「細山田商事グループ」

『イエスランド鹿屋店』

新台導入状況、機種構成から経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回対象とするのは、4月度におけるパチスロの資産価値額(※1)で唯一グループ平均で100万円を超えていた「細山田商事グループ(※2)」。

「細山田商事グループ」は鹿児島県に6店舗営業しているグループで、1店舗あたりの平均設置台数は736台で、1000台以上の巨艦店舗が2店舗あるグループである。

そして同グループの資産価値額だが、2023年度については下表の通りとなる。

パチンコ パチスロ
細山田 全体 細山田 全体
1月 430,545 202,124 931,545 421,307
2月 421,369 182,630 871,934 419,814
3月 383,520 183,046 877,344 434,449
4月 334,410 153,280 1,006,453 465,101

このようにパチンコの資産価値額は減少傾向であるものの、これは全体のトレンドの影響を受けたもので平均額の倍以上となっていた。
パチスロにおいても毎月平均額の倍以上の資産価値額であったものの、4月に入り大幅に資産価値額が上昇した結果、平均で100万円を超えることとなった。

ただし店舗別に見ていくと、パチスロの資産価値額が100万円をこえているのは2店舗にとどまっているが、そのうちパチスロの設置台数がグループ最大の『イエスランド鹿屋店』の資産価値額が135万2079円と全国でも5番目に高かったことが全体の平均を押し上げてると言えよう。

直近の新台入替評価(※2)においては、パチンコ・パチスロともに「S」ランク店舗は2店舗であったが、ともに1000台以上の巨艦店舗が該当していた。また「A」ランクに関しては、パチンコが2店舗、パチスロが3店舗であるように、上位2ランクでほとんどの店舗が該当していた。

このように、旗艦店舗を中心に積極的に新台を導入し、機種構成に対する意識が高い「細山田商事グループ」。今月末の集計結果はどうなるだろうか。

※1:資産価値額
各機種における中古取引額の平均値を足していき、店舗の平均額を算出したもの
店舗における機種の価値を判断する指標となる

※2:閲覧有効期限 5/12まで

※3:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内、B:全国2500位以内となっている。


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