直近のパチスロ新台導入評価(2022年11月~2023年4月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。
パチスロ機を設置して1店舗以上営業している1483グループのうちパチンコの新台導入評価が「S」ランクの店舗が存在するのが149グループあり、店舗数上位のグループは下表の通りとなる。
グループ名 | 店舗数 | S店舗 | 前月 |
マルハングループ | 309 | 52 | 50 |
NEXUSグループ | 66 | 22 | 21 |
浜友観光グループ | 24 | 13 | 12 |
カクタグループ(※) | 29 | 12 | 11 |
フェイスグループ | 24 | 12 | 12 |
善都グループ | 23 | 12 | 13 |
ダイナムグループ | 427 | 11 | 8 |
キング観光グループ | 24 | 11 | 11 |
マタハリーグループ | 22 | 11 | 11 |
日光商事グループ | 15 | 11 | 9 |
セントラルグループ(※) | 15 | 11 | 12 |
成通グループ | 34 | 10 | 9 |
デルパラグループ | 17 | 10 | 9 |
日拓グループ | 14 | 10 | 11 |
※店舗数にはパチンコ専門店は含んでいない
※カクタグループに関しては、「株式会社カクタ」と「株式会社ビショップ」を同グループとして集計
※セントラルグループは愛知県を中心に主に「メガコンコルド」の屋号で営業しているグループ
「S」ランク店舗が10店舗以上あったのが上記14グループ。パチンコは同条件に該当するのが10グループであったことから、パチスロのほうが全ての店舗に積極的に新台を導入しようとしている企業が多いのだろう。
ただし、パチンコでも「S」ランクが10店舗以上あったグループを見ていくと、「NEXUSグループ」を除いたほとんどのグループがパチンコよりも「S」ランク店舗数は少なかった。
次に「数」ではなく「比率」で見ていく。パチンコで行った集計と同様に10店舗以上のグループで見ていく。
ここに該当する144グループのうち、「S」ランク店舗を持つのが82グループであるが、その中において「S」ランク比率が50%を超えているのは下表の通り。
グループ名 | 店舗数 | S店舗 | S比率 |
麗都グループ | 12 | 9 | 75.0% |
日光商事グループ | 15 | 11 | 73.3% |
セントラルグループ(※) | 15 | 11 | 73.3% |
日拓グループ | 14 | 10 | 71.4% |
中原商事グループ | 10 | 7 | 70.0% |
デルパラグループ | 17 | 10 | 58.8% |
浜友観光グループ | 24 | 13 | 54.2% |
善都グループ | 23 | 12 | 52.2% |
フェイスグループ | 24 | 12 | 50.0% |
マタハリーグループ | 22 | 11 | 50.0% |
真城グループ | 14 | 7 | 50.0% |
※店舗数にはパチスロ専門店は含んでいない
※セントラルグループは愛知県を中心に主に「メガコンコルド」の屋号で営業しているグループ
これもパチンコと比較すると、パチンコは「S」ランク店舗比率が50%以上に該当したのは8グループに対し、パチスロは11グループが該当していた。
ただし、パチンコでは上位3グループは「S」ランク店舗比率が80%を超えていたのだが、パチスロでは最も「S」ランク店舗比率の高い「麗都グループ」でも75.0%とパチンコと比較するとその比率は低かった。
また、「S」ランク比率が30%以上のグループは、パチンコが8グループなのに対しパチスロは9グループあった。
このようにパチンコと比較すると、全店舗ではなくてもパチスロのほうが新台を積極的に導入するグループが多いと言えよう。