物流の2024年問題。これはドライバーの時間外労働時間が1年で960時間を超えないようにするもの。違反すると懲役刑も含めた重い処分となる。
これをクリアするには大幅な人員増や輸送以外の部分の効率化が必要となる。そのため大幅な運賃の上昇が避けられないことだろう。国土交通省等が行った「持続可能な物流の実現に向けた検討会」では、今のままでは14%もの輸送能力が不足するとのことだ。解消にはそれ以上の運賃上昇が必要となる見込み。
ホールは「北斗の拳」を始めとしたパチスロの人気回復により幾分息を吹き返した。とはいえ遊技機購入費や電気代・人件費の高騰などから、まだまだ安定した経営には戻っていない。そんな中、輸送費用まで上昇するとなればダメージは小さくない。
ただし逆に考えると、これはビジネスチャンスかもしれない。これを機に運送の一部を自社で担うことはどうだろうか。例えば遊技機メーカーは県遊協へ遊技機を納入し、ホールは県遊協へ遊技機を取りに行く。長距離運送のみをプロにまかせ、あとは自分達がやれば運送費は安くできる。
県遊協には保管料が入り、組合費の値下げにもつながるはず、こんなことも考えられるか。また、例えばホールで遊技客の荷物の置き配サービスができれば、置き配料が稼げるかも。苦しい・厳しいと嘆くだけでなく、時代に合った稼ぎ方を検討したい。
扱う物はそれなりに高額な精密機械。
買い物で野菜かなんかを買いにいくのとはわけが違う。
1台か2台程度ならパチ屋の店員の自家用車で運ぶのも悪くないけど10台、20台となったら手間が大変。
結局は運送のプロである業者に頼んだほうが安心、確実って話になる。