5号機名機列伝第10回は「サクラ大戦3~巴里は燃えているか~」(2011年導入、サミー)でございます。
ゲーム性としては2009年に導入され爆発的な人気を博した初代「エウレカ」に似た、リアルボーナスとARTのセットストックで出玉を増やしていくタイプ。大人気だったエウレカを踏襲した仕様なのと、設定6の機械割が約115%ということもあり、前評判も高かった記憶。私もかなり期待しておりました。
しかし、サブタイトルの通りに燃えたというか祭りというか、5号機の歴史の中でもかなりの「やらかし台」である。
導入後しばらくして一部のパチンコホールから「出玉率が高めに推移している」との報告があったため、対応策を検討。設置継続しないホールに対し代替機との無償交換、営業補填(1日あたり3000円)することとなった。パチンコの役物機などでは、設計をミスったのか撤去なんて台もちょこちょこあった気がしたが、パチスロでメーカーが営業補填するまでに発展するというのはなかなか珍しいんじゃないでしょうか。これ以降、他の台であったかな?
当時、私はパチンコ屋で働いていたのだが、そこのホールでも「サクラ大戦3」は導入してすぐに稼働を止めていた。同機のように甘すぎる機械があると、弊害として他機種が割を食う、そんな状況は公平ではない、とそんな理由だった気がする。
「ボーナス中の技術介入要素が強すぎた」のではないか、ARTストックを獲得するたびに抽選し、当選でARTストックが9個増えるというシステム「STOCK by STOCK(SBS)」の抽選確率がミスってるのではないか?なんて言われていたが、「ボーナス中の技術介入」にはそこまで強い恩恵を感じない。ネットでも「SBS」の当選率が想定より高くなってしまったんじゃないのか?(調整ミス?)と言われており、おそらくそれが原因かなと。
当時、自分も打っていたけど、どう考えても甘いとか、そんな風には感じなかったんですよね。低設定だと普通に逝けるなと。
普通に低設定を打った打感としてはそんな感じなので、調整ミスで低設定でも思った以上に入っちゃう「SBS」が原因なんでしょう。「SBS」の突入率的に設定1でも機械割がトータルでプラスになっちゃうくらい強いんだろうなと。
甘さのベクトルとしては「ゴッド凱旋」とかに近い感じなのかな。あれもホール割とかでみれば甘いという話を聞くことが多いけど、ヒキ次第、短期間では余裕で大量の諭吉さんが逝けるので、甘くないという意見を持つ人も多いはず。
最近は特にノーマルタイプの台で甘さをウリに出した台が多いけど、即撤去というほどの台は無い。これは昔に比べて交換ギャップが発生する地域が増えたのも多いかも。撤去が早かったのは「愛姫」くらいかな?
ちなみに私は周辺のホールが割と早めに稼働を停止していたということもあり、残念ながら「SBS」を引くことなく同機から卒業という名の強制引退・・・。(トータルまぁまぁ負けたはず)
©SEGA ©RED ©Sammy イラスト 松原秀典
コメント :9件
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コメント一覧 (9件)
当時のマイホでは普通に一島並べたまま、イベ日には当たり前のように設定も入っていたりした。
平常営業でも特に埋まることもなく、ネットでざわついていたほどの甘さは感じなかった。
等価の頃にひぐらし祭が大量にあっても専門の人以外見向きもしなかった位だからホールが頑張ってたんだろうけど
甘いって言われてて、打っててそんなほど甘いイメージはなかったな。レア役はずしとか色々やってても個人的にはそんなに勝率他の台よりも高いわけではなかった感じ。
でも、面白かった。撤去の流れなければよかったんだけど。
後にループバージョンよりこっちでやってたかった。結局ループのほうも導入少ないうえに短命だったから結局そっちもあまり打てなかった。
たしか代替がろくでなしブルースでしたね。この頃のサミーは北斗百裂が大ヒットしてたのでさほど問題ではなかったとか。
ボトムズもやで
撤去サクラ3はぶっ壊れ台過ぎた
Loopの方はクソ過ぎた(ART準備中)
存在をあとから知って悔しかった台(原作好き)
ホール的にそんなに甘い台だったのか……。
まあ、どう考えても初当たり時のSBS当選率が高すぎでしたね。連チャン中は一度も発動したことなかったけど。
それ多分修正版のループバージョンじゃない?あっちは確かにわりと辛かった
サクラ大戦が好きでよく打ちましたが甘いとは考えられませんでした笑