今回は直近のパチンコ新台導入評価(2022年11月~2023年4月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。上位500店舗が該当する「S」評価店舗数が20店舗以上ある都道府県は下表の通りである。
都道府県 | 店舗数 | S店舗 | S前月 | 差分 |
東京都 | 501 | 71 | 70 | +1 |
大阪府 | 458 | 44 | 46 | ▲2 |
神奈川県 | 336 | 42 | 41 | +1 |
愛知県 | 359 | 38 | 39 | ▲1 |
埼玉県 | 291 | 28 | 33 | ▲5 |
千葉県 | 265 | 28 | 25 | +3 |
福岡県 | 256 | 21 | 23 | ▲2 |
この表を見ていくと、「S」ランク店舗数が20店舗以上ある都道府県は、前回集計時と変わりはないのだが、「埼玉県」が前回よりも5店舗減少しているのが目立った。
また、最も多い東京都は前回よりもさらに「S」ランク店舗数が増加しており、パチンコの導入については積極的であると言えよう。
また、その他10店舗以上ある都道府県は、福島県(以上18店舗)、熊本県(15店舗)、茨城県(14店舗)、岡山県(13店舗)、北海道(12店舗)、兵庫県、静岡県(以上10店舗)となっており、前月10店舗以上あった宮崎県は今回集計時は10店舗を下回った。
逆に1店舗も該当しない県は前回より1件減り1県が該当した。
また「S」ランク店舗は少ないものの、「A」ランク店舗が多い県として、広島県(「S」:7、「A」:18)、長崎県(「S」:4、「A」:13)、青森県(「S」:2、「A」:10)、福井県(「S」:1、「A」:10)があげられる。
では、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県を見ていく。
比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなる。
都道府県 | 店舗数 | S比率 | 前回比率 |
福島県 | 126 | 14.3% | 12.7% |
熊本県 | 106 | 14.2% | 13.1% |
東京都 | 501 | 14.1% | 14.0% |
岡山県 | 100 | 13.0% | 12.7% |
神奈川県 | 336 | 12.5% | 12.0% |
鳥取県 | 35 | 11.4% | 8.6% |
愛知県 | 359 | 10.6% | 10.6% |
千葉県 | 265 | 10.6% | 9.4% |
前回までは、数も比率も「東京都」が最も高かったのだが、今回「S」ランク店舗比率において、「福島県」と「熊本県」が「東京都」よりも高い比率となった。「福島県」は「中原商事グループ」、「熊本県」は「SB Good Industryグループ」が県内の「S」ランク店舗比率を高めているのだろう。
また「S」ランク店舗比率は低くても「A」ランク比率が高い県として、和歌山県(「S」:7.5%、「A」:13.2%)、山口県(「S]:7.5%、「A」:12.5%)、長崎県(「S」:4.1%、「A」:13.4%)、福井県(「S」:1.8%、「A」:17.9%)などがあげられる。
新台を導入する要因の一つに競合店対策があげられる。そのため、周囲に積極的に導入する店舗がある地域の「S」ランク店舗数が増加していくのだろう。
引き続き次月以降も見ていきたい。
どうでもよくない?(笑)