今回は直近のパチスロ新台導入評価(2022年11月~2023年4月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。上位500店舗が該当する「S」評価店舗数が20店舗以上ある都道府県は下表の通りとなる。
都道府県 | 店舗数 | S店舗 | S前月 | 差分 |
愛知県 | 381 | 59 | 66 | ▲7 |
東京都 | 516 | 56 | 49 | +7 |
神奈川県 | 349 | 45 | 43 | +2 |
千葉県 | 276 | 34 | 31 | +3 |
埼玉県 | 301 | 34 | 27 | +7 |
福岡県 | 270 | 33 | 36 | ▲3 |
茨城県 | 178 | 27 | 28 | ▲1 |
大阪府 | 474 | 23 | 25 | ▲2 |
※店舗数にはパチンコ専門店は含んでいない
この表を見ていくと、「S」ランク店舗数が最も多かったのは前回同様「愛知県」だったのだが、店舗数は前月よりも7店舗減と大きく店舗数を減らした。その一方、首都圏の1都3県における「S」ランク店舗数がそれぞれ増加しているのが特徴的であった。
また、その他10店舗以上ある都道府県は、
岡山県(16店舗)、北海道、新潟県(以上14店舗)、福島県(13店舗)、岡山県(13店舗)、岐阜県(12舗)となっており、前月10店舗以上あった群馬県、静岡県、三重県は今回集計時では10店舗を下回った。
逆に1店舗も該当しない県は前回より1件減り5県が該当した。
また「S」ランク店舗は少ないものの、「A」ランク店舗が多い県として、兵庫県(「S」:8、「A」:18)、長崎県(「S」:4、「A」:11)があげられる。
では、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県を見ていく。
比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなる。
都道府県 | 店舗数 | S比率 | 前回比率 |
愛知県 | 381 | 15.5% | 17.1% |
茨城県 | 178 | 15.2% | 15.6% |
岡山県 | 111 | 14.4% | 12.5% |
神奈川県 | 349 | 12.9% | 12.3% |
千葉県 | 276 | 12.3% | 11.3% |
福岡県 | 270 | 12.2% | 13.1% |
新潟県 | 119 | 11.8% | 4.1% |
沖縄県 | 70 | 11.4% | 9.9% |
埼玉県 | 301 | 11.3% | 9.0% |
東京都 | 516 | 10.8% | 9.6% |
岐阜県 | 114 | 10.5% | 14.2% |
三重県 | 86 | 10.5% | 16.1% |
福島県 | 126 | 10.3% | 8.7% |
鳥取県 | 39 | 10.3% | 10.3% |
このように14都道府県が「S」ランク店舗比率が10%を超えていた。パチンコは8都道府県だったことを加味すると、パチスロのほうが幅広い地域で積極的に導入していると言えよう。
その中でも「新潟県」は前回の4.1%から大幅に増加しており、逆に東海地方の「愛知県」「岐阜県」「三重県」においては、店舗比率は10%を超えているものの、前回よりも大幅に比率を落としていた。
また「S」ランク店舗比率は低くても「A」ランク比率が高い県として、長崎県(「S」:4.1%、「A」:11.2%)、宮崎県(「S]:3.4%、「A」:10.3%)、石川県(「S」:3.0%、「A」:10.6%)、徳島県(「S」:0.0%、「A」:10.0%)などがあげられる。
半年間の集計結果を元に算出しているのが新台導入評価だが、今回東海地方の各県が「S」ランク比率を大幅に落とした。次月以降はどうなるのだろうか、引き続き注目したい。