パチンコの4円稼働が絶望的に低いのはなぜか、ある団体の懇親会で訊いた。メーカーは「回らないから」だと即答する。スマパチは玉もないので余計におカネを吸い込むだけのマシンと化してしまった、と。
射幸性が高いとか低いとかよりも、回らなければいくらギミックに凝ってもお客は我慢し続けるだけ。「そんなの誰も面白いと思いませんよね」と。
あるホール社長は、台と設備に莫大な投資がかかり、それを減り続けるお客から回収するから回せるわけがないと。「結局、高い機械代が諸悪の根源。回せない原因を取り除かなければ堂々巡りは続く」。
スマスロ北斗のような台が出ればスマパチも復活すると思うよ、と別のホール社長。そのためにはスペックを緩める必要がある。「業界は射幸性が左右してきた。そのバルブの開け閉め次第。これだけ店が閉まりメーカーも破綻する危機的状況であれば、当然バルブは思いきり開くべき。加熱してから徐々に閉めればいい」と。
なんだか日本経済の金融緩和の話のよう。ただ、異次元の金融緩和でも経済は復活しなかった。結局需要が先で、おカネをバラまいても消費活動は喚起されない。そう話すと、「射幸性は違う」とホール社長は断言する。これまでもこれからも、と。
※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋
結局客にツケがいくんだろうけど昔と違って客も馬鹿じゃないです
責任のなすりつけあいをしていて見苦しいな