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【パチンコ経営企業分析】「喜久家グループ」と「SB Good Industryグループ」が新台導入率10%超え、2023年5月度のグループ別新台導入状況

2023年の5カ月間における新台導入台数(※1)はパチンコは4カ月合計で42万236台で前年同時期+4万6369台となり、パチスロは4カ月合計で19万7208台で前年同時期+1万9617台となった。パチスロは4月までの累計では昨年を下回っていたものの、5月度は昨年よりも約4万台ほど導入台数が増加したためプラスに転じていた。

なお、5カ月間にける店舗全体の実績値においては下表の通りとなる。

新台導入台数推移
店舗全体 1月 2月 3月 4月 5月 累計
2023年 101,370 142,490 86,832 147,593 139,159 617,444
2022年 179,580 132,421 73,596 93,165 72,696 551,458
差分(2023年-2022年) ▲78,210 +10,069 +13,236 +54,428 +66,463 +65,986

それでは、各グループはどれくらい新台を導入したのだろうか。

設置台数が圧倒的に多い「マルハングループ」が1万1000台以上、「ダイナムグループ」は5000台以上導入しており、1台あたり45万円換算で算出すると「マルハングループ」が50億円以上、「ダイナムグループ」が23億円以上の新台購入額となる。

また先月と比較すると、総設置台数3000台以上の233グループにおいて、4月よりも新台を導入したグループは94グループ(40.3%)であった。

導入数が4月よりも多かったグループは下表の通り。

グループ名 導入数差
新日邦グループ +1,084
タイラベストビートグループ +691
ABCグループ +521
NEXUSグループ +493
SB Good Industryグループ +464

それでは、導入率を見たらどうなるだろうか。

総設置台数3000台以上のグループにおける導入率上位のグループは下表の通りとなった。

グループ名 総導入率 P導入率 S導入率
喜久家グループ 12.1% 13.8% 9.6%
SB Good Industryグループ 10.1% 9.7% 10.6%
新日邦グループ 9.1% 9.0% 9.2%
安田屋グループ 9.0% 9.7% 7.6%
コスモライングループ 8.9% 9.7% 7.0%

このように、4月は新台導入率が10%を超えていたのは6グループあったのだが、5月において10%を超えていたのは2グループだった。

また内訳を見ていくと、4月はパチスロ中心の導入状況だったが、5月はパチンコの導入率のほうが高いところが多かった。

2022年において、6月の新台導入台数は5月よりも2万台ほど減少していた。さて、今年はどうなるだろうか。

※1:新台は発売から4週以内に導入されたもののみとする


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