今回はパチンコの資産価値額に焦点をあてて、各店舗・グループの動向を見ていく。
2023年における各月ごとの平均資産価値額は下表の通りになる。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | |
資産価値額 | 202,124 | 182,630 | 183,046 | 153,280 | 154,574 |
このように2023年に入ってから平均資産価値額は減少傾向にあったのだが、5月は僅かながらも増加に転じた。
これは、最も取引額の高い「P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.」が4月と比較すると約50万円増加したことに起因しているだろう。
それでは店舗別の資産価値額を見ていくと、上位店舗は下表の通りとなる。
店舗名 | グループ名 | 住所 | 資産価値額 | 前月 |
メガフェイス1120豊崎本館 | フェイスグループ | 沖縄県豊見城市 | 731,659 | 668,680 |
モナコパレス白山店 | 岩下兄弟グループ | 熊本県熊本市中央区 | 705,818 | - |
マルハン茶屋が坂店 | マルハングループ | 愛知県名古屋市千種区 | 627,188 | 662,464 |
レイト平塚 | 麗都グループ | 茨城県つくば市 | 623,236 | 610,705 |
やすだ柏店 | 安田屋グループ | 千葉県柏市 | 610,626 | 592,295 |
マルハン新加古川店 | マルハングループ | 兵庫県加古川市 | 602,535 | 589,127 |
以上6店舗が資産価値額60万円以上の店舗となる。
本年4月28日にグランドオープンした『モナコパレス白山店』がいきなりランクインしたことを除くと上位店舗の顔ぶれは前月とほとん変わらなかった。
その中で、最上位の『メガフェイス1120豊崎本館』は、前月と比較すると他の上位店舗よりも増加幅が大きくなっている点が目につく。
次にグループ別に見ていく。
5店舗以上のグループにおいて、資産価値額が高かったのは下表の通り。
グループ名 | 資産価値額 | 前月 |
麗都グループ | 412,252 | 363,566 |
喜久家グループ | 385,101 | 388,855 |
SB Good Industryグループ | 376,116 | 376,353 |
細山田商事グループ | 330,546 | 334,410 |
日拓グループ | 329,490 | 321,589 |
このように、最も資産価値額の高い「麗都グループ」は先月よりも資産価値額が増加したものの、それ以外のグループはあまり変動していなかったことから、「麗都グループ」のみ40万円を超える結果となった。
また、取引額が100万円を超えているのがパチスロ6機種に対し、パチンコは2機種と少ない。またスマパチにおいては、最も取引額が高かったのが「eルパン三世 THE FIRST」の22万8611円とそれほど高くなかった。
6月はどうなるのか、前月の平均値を上回るのか注目したい。