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【パチンコ経営企業分析】パチスロの資産価値額トップは「SB Good Industryグループ」 ~2023年5月の資産価値(パチスロ編)

今回は各店舗・グループにおけるパチンコの資産価値額に焦点をあてて見ていく。

2023年度のパチスロにおける各月ごとの平均資産価値額は下表の通りになる。

1月 2月 3月 4月 5月
資産価値額 421,307 419,814 434,449 465,101 456,986

このように2023年に置けるパチスロの平均資産価値額は、緩やかな右肩上がりの傾向であった。

パチンコよりもはるかに高い平均額だが、その差は1月末時点で21万9183円だったのが、5月末時点で30万2412円とさらに開いており、中古取引はパチスロを中心に動き続けている。

それでは店舗別に見ていくが、上位店舗は下表の通りとなる。

店舗名 グループ名 住所 S台数 資産価値額 前月
WEST END プレジャーグループ 神奈川県横浜市青葉区 60 1,602,489 1,375,663
国際センター中野店 三佑商事グループ 東京都中野区 44 1,547,113 1,994,870
夢工房YAHHO佐久 夢工房グループ 長野県佐久市 8 1,444,002 1,596,649
シグマ加賀屋店 マンドレグループ 大阪府大阪市住之江区 33 1,355,455 1,418,777
モナコ 東海企画グループ 東京都西東京市 20 1,352,093 -
ダイナム大村店 ダイナムグループ 長崎県大村市 160 1,286,822 1,203,246
イエスランド鹿屋店 細山田商事グループ 鹿児島県肝属郡 451 1,282,842 1,352,079
フォーティ・サミット チアエンタープライズグループ 大分県大分市 289 1,276,495 1,289,398
ZAP PRESTIGE ZAPグループ 神奈川県横須賀市 156 1,273,977 1,306,573
シルバーバック諫早西店 SB Good Industryグループ 長崎県大村市 358 1,272,148 1,285,895

このように、1店舗経営ながらパチンコを中心に積極的に新台を導入している『WEST END』の資産価値額が最も高くなっていた。

また上位5店舗はそれぞれ設置台数が少なく、高額取引機種を中心とした機種構成なのだろう。

また、パチスロの資産価値額が100万円を超えている店舗は95店舗あり、パチンコの最高額が73万円であるのと比較しても大きく異なる。

次にグループ別に見ていく。

5店舗以上のグループにおいて、資産価値額が高かったのは下表の通り。

グループ名 資産価値額 前月
SB Good Industryグループ 975,879 999,642
細山田商事グループ 966,946 1,006,453
チアエンタープライズグループ 884,629 790,334
三栄グループ 817,961 789,558
大國技研グループ 768,854 736,198

このように、先月と比較すると「大國技研グループ」以外の顔ぶれは一緒だったのが、上位2グループの資産価値額は若干減少し、3位以降のグループは増加したのでその差が縮まっていた。

機種別に見ていくと取引額が100万円を超えているのが6機種あるが、この6機種全てが4月末より取引額は減少しているため、資産価値額上位店舗の多くが4月よりも減少する結果となった。

それでも、パチスロ全体の平均額は微減にとどまっており、今後もパチスロ中心に中古の取引が進められていくのだろう。


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