直近のパチンコ新台導入評価(2022年12月~2023年5月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。
上位500店舗が該当する「S」評価店舗数が20店舗以上ある都道府県は下表の通りとなる。
都道府県 | 店舗数 | S店舗 | S前月 | 差分 |
東京都 | 495 | 63 | 71 | ▲8 |
大阪府 | 455 | 41 | 44 | ▲3 |
神奈川県 | 333 | 41 | 42 | ▲1 |
愛知県 | 358 | 39 | 38 | +1 |
埼玉県 | 293 | 30 | 28 | +2 |
千葉県 | 264 | 24 | 28 | ▲4 |
福岡県 | 256 | 22 | 21 | +1 |
前回集計時と比較すると、「S」ランク店舗数が20店舗以上ある都道府県は前回集計時と変わらなかった。
また、「S」ランク店舗数が最も多いのも前月同様「東京都」なのだが、前回集計時と比較すると大幅に減少していた。
その一方で「静岡県」が6店舗、「宮崎県」「京都府」が4店舗、前回集計時より「S」ランク店舗が増加していた。
また、その他10店舗以上ある都道府県は、福島県、熊本県(以上18店舗)、静岡県(16店舗)、岡山県(13店舗)、北海道、宮崎県(以上12店舗)、茨城県(10店舗)となっており、前月10店舗以上あった兵庫県は今回集計時では10店舗を下回った。
逆に1店舗も該当しない県は前回同様1県が該当した。
また「S」ランク店舗は少ないものの、「A」ランク店舗が多い県として、広島県、宮城県、新潟県、山口県、長崎県、青森県などがあげられる。
では、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県はどうだろうか。
比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなる。
都道府県 | 店舗数 | S比率 | 前回比率 |
熊本県 | 109 | 17.0% | 14.2% |
福島県 | 126 | 14.3% | 14.3% |
宮崎県 | 88 | 13.6% | 9.2% |
岡山県 | 110 | 13.0% | 13.0% |
東京都 | 509 | 12.7% | 14.1% |
神奈川県 | 346 | 12.3% | 12.5% |
愛知県 | 380 | 10.9% | 10.6% |
埼玉県 | 301 | 10.2% | 9.6% |
このように「熊本県」が前回集計時より「S」ランク比率を伸ばし首位となり、「宮崎県」も前回は10%を下回っていたのだが、今回大きく比率を伸ばし3位となった。
一方、先々月まで「数」も「比率」も首位だった「東京都」は今回集計時に「S」ランク店舗数が大幅に減少し店舗比率も減少していた。また、前回集計時で「S」ランク比率が10%以上あった「鳥取県」と「千葉県」は今回集計時には10%を下回っていた。
新台導入評価は、直近半年間の実績値を元に相対評価にて算出しているため先々月より「東京都」における「S」ランク店舗数・店舗比率が減少しているということは、「東京都」全体のパチンコに対する導入頻度が他地域よりも減少していると言えよう。
次回集計時はどうなっているのか注目したい。