新台導入状況、機種構成から経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回は2023年半年間のグループ別新台導入状況を見ていく。
この半年間における新台導入台数(※1)は下表の通りとなる。
新台導入台数推移(1~6月) | |||
2022年 | 2023年 | 差分 | |
全体 | 603,463 | 693,808 | +90,345 |
パチンコ | 417,283 | 463,699 | +46,416 |
パチスロ | 186,180 | 230,109 | +43,929 |
このようにパチンコ・パチスロともに前年同期間と比較すると新台導入台数は増加していた。
それでは企業別に見たらどうだろう。
導入台数で見ると店舗数の多い「マルハングループ」が約6万台、次いで「ダイナムグループ」が3万台以上で抜けており、その他「NEXUSグループ」「アンダーツリーグループ」「延田エンタープライズグループ」が1万台以上の新台導入台数となっていた。
また、前年同時期よりも新台導入台数が増加した企業は下表の通りとなる。
グループ名 | 全体差分 | P差分 | S差分 |
ダイナムグループ | +11,947 | +4,740 | +7,207 |
マルハングループ | +8,234 | +3,711 | +4,523 |
NEXUSグループ | +4,050 | +2,614 | +1,436 |
浜友観光グループ | +3,658 | +2,310 | +1,348 |
アンダーツリーグループ | +3,310 | +2,190 | +1,120 |
延田エンタープライズグループ | +3,052 | +1,905 | +1,147 |
成通グループ | +2,940 | +1,681 | +1,259 |
ユーコーグループ | +2,649 | +1,617 | +1,032 |
一六商事グループ | +2,120 | +1,947 | +173 |
フェイスグループ | +2,081 | +1,186 | +895 |
店舗数が圧倒的に多いということもあるが、前年同時期との比較では「ダイナムグループ」が最も新台導入台数が増加していた。
次に導入率は見ていく。
総設置台数3000台以上のグループを対象とした集計結果は下表の通りとなる。
グループ名 | 導入率 | P導入率 | S導入率 |
喜久家グループ | 56.5% | 65.1% | 43.7% |
麗都グループ | 46.2% | 55.3% | 37.8% |
中原商事グループ | 45.2% | 51.2% | 35.6% |
日拓グループ | 44.7% | 56.3% | 30.9.% |
安田屋グループ | 43.0% | 45.6% | 37.9% |
ビーコムグループ | 41.2% | 40.6% | 42.6% |
楽園グループ | 41.2% | 49.9% | 27.8% |
日光商事グループ | 40.6% | 42.8% | 37.4% |
浜友観光グループ | 39.2% | 45.5% | 31.5% |
SB Good Industryグループ | 39.0% | 48.4% | 24.2% |
半年間の実績値に元に集計した結果、導入率および前年同時期の差分はこのようになった。
次の半年間はどのようになるだろうか。
※1:新台は発売から4週以内に導入されたもののみを集計対象とする
※2:対象は、総設置台数3000台以上のグループとする