【パチンコ経営企業分析】都道府県別の「Ｓ」ランク比率では前月に続いて「熊本県」がトップに、２０２３年６月度の新台導入評価（パチンコ編）

今回は直近のパチンコ新台における導入評価（２０２３年１月～２０２３年６月の６カ月間の評価）を元に考察を行っていく。

上位５００店舗が該当する最高ランク「Ｓ」評価店舗数が２０店舗以上ある都道府県は下表の通りとなった。

前回集計時と比較すると、「Ｓ」ランク店舗数が２０店舗以上ある都道府県は前回集計時と変わらなかった。

都道府県別に前回と比較すると、「Ｓ」ランク店舗数が最も増えたのが「福岡県」の４店舗で、最も減少したのが「埼玉県」の３店舗であり、上位の都道府県が該当する結果となった。

その他１０店舗以上ある都道府県を見ていくと、福島県、熊本県（以上１８店舗）、静岡県（１５店舗）、岡山県（１３店舗）、北海道、茨城県、宮崎県（以上１１店舗）、宮城県（１０店舗）となっており、今回初めて「宮城県」の「Ｓ」ランク店舗数が二桁となった。逆に１店舗も該当しない県は前回同様１県であた。

また「Ｓ」ランク店舗は少ないものの、「Ａ」ランク店舗が多い県として、広島県、兵庫県、新潟県、長崎県、青森県などがあげられる。

では、「Ｓ」ランク店舗の比率が高い都道府県はどうだろうか。比率が１０％を超えている都道府県は下表の通りとなる。

前回集計時よりも「Ｓ」ランク比率が下がってはいるが「熊本県」が引き続き首位となり、次位も前回同様「福島県」であった。

一方で、「数」は圧倒的な「東京都」においては、「Ｓ」ランク店舗数の減少に伴い、「率」においても「神奈川県」を下回ってしまった。

また、前回集計時で「Ｓ」ランク比率が１０％以上あった「埼玉県」は今回集計時には９．３％と１０％を下回ってしまい、その一方で前回８．６％だった「福岡県」が１０．２％と大幅に「Ｓ」ランク店舗の比率を伸ばしていた。

新台導入評価は、直近半年間の実績値を元に相対評価にて算出しているが、６月は新台の導入自体が少なかった。７月は６月以上のペースで導入が進んでいることから、次回集計時にはあらたに「Ｓ」ランク店舗を増やす都道府県が出てくるかも知れない。