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【パチンコ経営企業分析】東海地区はパチスロを積極的に導入する傾向、2023年6月度における都道府県別の新台導入評価(パチスロ編)

直近のパチスロ新台導入評価(2023年1月~2023年6月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。

上位500店舗が該当する「S」評価店舗数が20店舗以上ある都道府県は下表の通りとなる。

都道府県 店舗数 S店舗 S前月 差分
愛知県 376 61 55 +6
東京都 502 49 49 ±0
神奈川県 345 42 44 ▲2
千葉県 273 33 31 +2
埼玉県 300 30 33 ▲3
福岡県 270 29 31 ▲2
茨城県 175 27 27 ±0
大阪府 468 20 23 ▲3

「S」ランク店舗数が20店舗以上ある都道府県数は前回集計時と変わらなかった。また、ここ数カ月間「S」ランク店舗数は最も多かったものの、その店舗数は減少傾向であった「愛知県」だが、今回は前回集計時よりも6店舗増と大幅に「S」ランク店舗数を増加させていた。

上表に次ぐ位置づけとなる「S」ランク店舗が10店舗以上ある都道府県を見ると、岡山県(18店舗)、北海道(15店舗)、新潟県、岐阜県(14店舗)、福島県、静岡県、三重県(以上12店舗)となっており、逆に1店舗も該当しない県は前回より1県増えて6県が該当した。

また「S」ランク店舗は少ないものの、「A」ランク店舗が多い県として、兵庫県、宮城県、長崎県、京都府などがあげられる。

では、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県はどうだろうか。

比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなる。

都道府県 店舗数 S比率 前回比率
岡山県 108 16.7% 15.5%
愛知県 376 16.2% 14.5%
茨城県 175 15.4% 15.2%
三重県 86 14.0% 11.6%
岐阜県 114 12.3% 13.2%
神奈川県 345 12.2% 12.7%
千葉県 273 12.1% 11.3%
新潟県 119 11.8% 11.9%
福岡県 270 10.7% 11.4%
埼玉県 300 10.0% 11.0%

このように、前回集計時同様「岡山県」が「S」ランク店舗比率が最も多かった。また先々月まで最も多かったのだが前回は比率の順位は3位だった「愛知県」は、今回「S」ランク店舗数が増加したこともあり2位に浮上した。

また、前回集計時で「S」ランク比率が10%以上あった「鳥取県」は今回集計時には10%を下回っており、「S」ランク店舗数が2番目に多い「東京都」も前月同様店舗比率は10%に届かなかった。

「愛知県」だけでなく「三重県」「岐阜県」といった東海地方はパチスロ、「東京都」はパチンコを積極的に導入する傾向が見られている。さて、この傾向は今後も続くのだろうか。


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