田舎の側溝には生活排水が流れています。
どこかのおうちが洗濯していたり、お風呂に入っていると泡が流れてくるので丸わかりです。
いかにも生物が生きていけなそうな水質なのに、サワガニがいます。
石を積んでおくと、集まってくるのが面白くてわざと大きめの石を並べたりしています。
そこに住んでいる水生生物によって河川の水質を判断するのが生物学的水質判定です。
きれいな水、ややきれいな水、きたない水、とてもきたない水と、
4階級ごとに指標生物が決まっています。
サワガニは水質階級Ⅰ(きれいな水)でした。
意外にきれいな水なのか、このカニが特別強いのか?
最近は人間が少なくなったことに伴いサワガニやホタルが戻ってきているようです。
ちなみにホタルは水質階級Ⅱ(ややきれいな水)に住む生物です。
意外にたくましいようで。