遊技機の開発を請け負っている会社。メーカーも大変なので開発会社への発注も激減しているのではと問うと、メーカーの開発予算は莫大な金額なので売れなくて困っているこの時期でさえ仕事は一向に減らない、と社長。「ほぼすべての請負業務が億単位の仕事」と。
逆に言えば、開発に資金を回せなくなったメーカーはいずれは先細りになることが先見的に分かる。あるメーカーは通常2~3年かかる開発委託契約を、毎月契約・毎月更新の形にしている、という。
「資金不足で支払いが厳しいためか、いずれにしろ長期契約ではなく毎月契約の更新という異常な契約形態にするしかないメーカーも出てきたとは言えます」と。
パチスロはすでに業界を超えた開発会社が参集しているが、パチンコは釘やスペックに独特の業界ノウハウが必要でいまだ業界内の企業が請け負うケースがほとんど。
ただ、他業界からこの業界に参入した会社は、海外組も含め過去にも多数あったのがいまはほとんどが撤退した。おいしいマーケットに見えても中の人たちは死に物狂い。何より機械が当たるかどうか数値化できない「博打性」の大きさについていけない。
作る側も遊ぶ側も伸るか反るかを日々繰り返すスリルを共有しているのかも。
※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋
液晶の中身を作るのに熱心なだけではいずれ衰退しますよ。パチンコは球の動きを楽しむゲームですから。
開発だけじゃなく、検定落ちたらさらに金がかかる。そこにお付き合いで買われてる名目で独占禁止法を無視して黙認される大手メーカーの抱き合わせ販売もある。メーカー間の格差がまともな業界じゃないから弱いメーカーは存続できなくなって次々撤退していく。この要因には警察も絡んでる。