鉄拳チャンスは本当にチャンスなんだからね!
5号機名機列伝第22回、今回紹介するのは2012年1月に導入された「パチスロ鉄拳2nd」(山佐)。
名機として語られることが多いが、演出バランスからネタにもされがちな台でもある。
▼ゲームフロー&スペック
まずはざっとスペックを紹介しよう。
ボーナス合算確率:1/256(設定①)~1/204(設定⑥)
ART初当り:1/566(設定①)~1/441(設定⑥)
※数値は独自調べ
見返すと結構ART初当りが重め。設定6に関してはもうちょい軽い印象あったけど、こんなものだったか。
ちなみにこういう10年前くらいの機種を思い出そうと解析サイトを見ると、詳しい解析が全然載っていないことに気づく。「あれ?こんなもんだったっけ?」と思うが、当時って確かに攻略誌が情報のメインだった気がしなくもない。
▼選べる3種類のART
この台はとにかく、ARTが最高に面白い。
重めなだけあって、そこから待ち受ける可能性は無限大。
ARTは1セット40G、純増1.7枚。
演出タイプを3種類から選べて、「ラース(バトル告知)」「飛鳥(ぱちんこ演出告知)」「キング(衝撃告知)」とあるが、個人的には「飛鳥ラッシュ」が好きでよく選んでました。演出もそうだけど、BGMが好きだったのよね。世間的には「キング」を選ぶ人が1番多かったんじゃないのかなと。おそらくは「ラース」が1番不人気だったんじゃなかろうか。
▼業界初の0G連上乗せ「鉄拳アタック」
83%~95%で7が揃うたび10G~300Gを上乗せ。今でこそ疑似遊技を使った0G連上乗せなんてありがちではあるが、元祖はこの台。そういう画期的な仕様も支持された要因だろうか。
さらにART終了後は必ず引き戻しゾーン「鉄拳チャンス」に必ず突入。毎ゲーム引き戻し抽選が行われるので、「本当にチャンス!」。引き戻し期待度は最低でも50%なので、現実的に引き戻しに期待できるのも人気の秘密。
▼デビルラッシュ
鉄拳シリーズのパチスロといえば、おなじみ「デビルラッシュ」。
「デビルラッシュのゲーム数」「鉄拳ラッシュのゲーム数」「鉄拳ラッシュのストック」の3つの上乗せ抽選が毎ゲーム行われる。期待枚数は約2500枚と非常に高い。
当時はもちろん枚数の上限なんてないですからね、期待値2500枚はかなり凄い。ボーナス間天井の1400Gでも突入するので、割と入るチャンスあり。自分は1回くらいは入ったかな? 全然ヤレた記憶が無いけど。
▼ケロット柄が安すぎる
非常に面白い台ではあるが、問題があるとすれば激アツ柄である「ケロット柄」が安すぎること。前兆ステージで1回出たくらいじゃ期待度はおそらく50~60%前後といったところで、激アツ柄の役割をはたしていないと言える。キリン・デンジャー・ヒョウ・虎と、激アツ柄は数あれど、ここまで信頼度が低かった機種は過去に無いでしょう。パチンコより弱かったのでは?
ちなみにこの期待度のしょっぱいケロット柄の流れは数機種にわたって続いたが、さすがにマズいと判断したのか途中からホントに激アツと、期待度はまともになった。
「ケロット柄はホントに激アツなんだからね!」
おそらくこういう歴史があるだけに、この台のような期待度の低い激アツ柄という流れは、もうこないんじゃないだろうか。
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抽選すらしてない低確強チェでAT前兆行く意味の分からない台だった記憶
通常レア役時逆押しでボナやart判別出来たな。