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【パチンコ経営企業分析】「P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.」「スマスロ北斗の拳」など高額機種が軒並み値下がり、直近3カ月における中古取引額上位機種の状況

設置台数が7万台を超えた「スマスロ北斗の拳」

今回は中古取引額が高い機種について見ていく。

直近3ヵ月間(2023年6月~8月)におけるパチンコの中古取引額上位5機種は下表の通りとなる。

機種名 取引額
6月 1 P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver. 2,273,200
2 新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~ 1,475,135
3 P大海物語5 770,295
4 PAスーパー海物語 IN 沖縄5 夜桜超旋風 99ver. 530,076
5 PF機動戦士ガンダムユニコーン LIGHT ver. 441,750
7月 1 P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver. 2,003,482
2 新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~ 1,243,595
3 P大海物語5 718,128
4 P009 RE:CYBORG ACCELERATOR EDITION 99ver. 593,333
5 PA大海物語5 Withアグネス・ラム 534,875
8月 1 P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver. 1,547,571
2 新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~ 727,496
3 P大海物語5 640,858
4 Pシティーハンター 俺の心を震わせた日 凄ライトミドル 592,555
5 PAスーパー海物語 IN 沖縄5 夜桜超旋風 99ver. 487,120

このように上位3機種の顔ぶれは3カ月間全く変わってないのだが、上位2機種の中古取引額が8月になり大幅に減少していた。

この2機種に関しては設置台数に大きな変動はなく、他に新たな高額取引機種もないことから、パチンコ全体の資産価値額も大きく減少してしまった。

2023年1月からのパチンコ全体の資産価値額の推移は下表の通り。

パチンコ平均資産価値額
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
202,124 182,630 183,046 153,280 154,574 163,440 157,949 128,687

このように7月までは大きな変動はなかったのだが、8月に入り一気に資産価値額が減少した結果、1月と比較すると30%以上も減少していた。

次にパチスロ。直近3カ月間(2023年6月~8月)における、中古取引額上位5機種は下表通りとなっている。

機種名 取引額
6月 1 スマスロ北斗の拳 2,317,651
2 マイジャグラーV 2,317,459
3 沖ドキ!GOLD‐30 1,607,812
4 沖ドキ!GOLD 1,279,910
5 ハッピージャグラーVIII 1,229,516
7月 1 スマスロ北斗の拳 2,013,053
2 マイジャグラーV 1,800,759
3 沖ドキ!GOLD‐30 1,438,793
4 沖ドキ!GOLD 1,223,490
5 ハッピージャグラーVIII 1,174,264
8月 1 ゴーゴージャグラー3 2,590,000
2 マイジャグラーV 1,852,283
3 沖ドキ!GOLD‐30 1,430,869
4 スマスロ北斗の拳 1,315,360
5 ハッピージャグラーVIII 1,266,296

このように7月に導入が開始された「ゴーゴージャグラー3」が一気に首位にたち、その一方で「スマスロ北斗の拳」が先月と比較すると取引額が大幅に減少した。

ただし、同機種に関しては設置台数が7月末より1万台以上増えて7万台を超えたことも取引が鈍化した要因であろう。

また、今年8月までのパチスロ全体の資産価値額は下表の通り。

パチスロ平均資産価値額
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
421,307 419,814 434,449 465,101 456,986 430,675 372,548 379,060

このように6月までと比較すると資産価値額は減少しているものの、8月に再び増加に転じている。

パチンコが全体的に元気がない。導入開始時期に違いがあるとはいえ、スマスロの設置比率は20%を超えているのに対し、パチンコはまだ2%程度。パチンコの流れが変わる時期はいつ来るのだろうか。

©武論尊・原哲夫/コアミックス 1983, ©COAMIX 2007 版権許諾証YRA-114 ©Sammy


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