今回は直近のパチスロ新台導入評価(2023年3月~2023年8月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。
上位500店舗が該当する「S」評価店舗数が20店舗以上ある都道府県は下表の通りとなる。
都道府県 | 店舗数 | S店舗 | S前月 | 差分 |
東京都 | 502 | 54 | 58 | ▲1 |
愛知県 | 374 | 48 | 51 | ▲3 |
神奈川県 | 342 | 47 | 47 | ±0 |
埼玉県 | 299 | 34 | 34 | ±0 |
千葉県 | 271 | 32 | 33 | ▲1 |
大阪府 | 468 | 30 | 28 | +2 |
福岡県 | 270 | 29 | 26 | +3 |
茨城県 | 173 | 25 | 23 | +2 |
前回集計時と比較すると、「S」ランク店舗数が20店舗以上ある都道府県は前回集計時と変わらなかった。
またパチンコにおいて「S」ランク店舗数が増加傾向にある「大分県」だが、パチスロにおいては10店舗未満であり、パチンコのように積極的に新台を導入している様子が見られなかった。
また、上表に次ぐ位置づけとなる「S」ランク店舗が10店舗以上ある都道府県を見ると、岡山県(17店舗)、静岡県、北海道(以上13店舗)、岐阜県、福島県(以上12店舗)、新潟県、兵庫県(以上10店舗)となっており、前回集計時より「兵庫県」が10店舗以上となり、「三重県」が10店舗未満となった。さらに、1店舗も該当しない県は前回同様2県が該当した。
次に、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県を見ていく。
比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなった。
都道府県 | 店舗数 | S比率 | 前回比率 |
岡山県 | 106 | 16.0% | 17.8% |
茨城県 | 173 | 14.5% | 13.2% |
神奈川県 | 345 | 13.7% | 13.7% |
愛知県 | 374 | 12.8% | 13.6% |
千葉県 | 271 | 11.8% | 12.1% |
埼玉県 | 299 | 11.4% | 11.4% |
岐阜県 | 108 | 10.7% | 11.0% |
東京都 | 500 | 10.8% | 11.6% |
福岡県 | 270 | 10.7% | 9.6% |
三重県 | 86 | 10.5% | 11.6% |
このように、「S」ランク店舗比率はパチンコ・パチスロともに「岡山県」が最も高かった。前回よりも比率は減少しているものの、次位の「茨城県」との差は大きい。
また、「S」ランク店舗比率は5%未満だが、「A」ランク店舗比率が10%を超えているのが、「長崎県」「佐賀県」「宮崎県」「石川県」「和歌山県」「京都府」「徳島県」の7府県が該当した。特に「徳島県」においては「S」ランク店舗数は1店舗もなかったのが特徴的であった。
パチンコにおける「大分県」のように、以前と傾向が変化している都道府県は見られなかった。パチンコは九州地方、パチスロは東海地方が首都圏や「岡山県」を除くと積極的に新台を導入している傾向が見られるが、次回集計時には変わってくるのだろうか。