今回は直近6カ月間(2023年4月~2023年9月)のパチンコ新台導入評価を元に考察を行っていく。
上位500店舗が該当する「S」評価店舗数が20店舗以上ある都道府県は下表の通りとなった。
都道府県 | 店舗数 | S店舗 | S前月 | 差分 |
東京都 | 482 | 59 | 60 | ▲1 |
愛知県 | 347 | 43 | 41 | +2 |
神奈川県 | 325 | 41 | 41 | ±0 |
大阪府 | 446 | 39 | 41 | ▲1 |
福岡県 | 252 | 33 | 29 | +4 |
千葉県 | 258 | 29 | 29 | ±0 |
埼玉県 | 290 | 25 | 27 | ▲2 |
前回集計時と比較すると、「S」ランク店舗数が20店舗以上ある都道府県は前回集計時と変わらなかったものの、「愛知県」が「神奈川県」を抜いて「S」ランク店舗数で2位に浮上した。また「福岡県」が前回集計時よりも最も「S」ランク数が増加していた。
その他10店舗以上ある都道府県を見ていくと、静岡県(18店舗)、岡山県・熊本県(以上13店舗)、茨城県(12店舗)、福島県(11店舗)、宮崎県・大分県(以上10店舗)となっており、前回11店舗だった「北海道」は8店舗となり10店舗を下回った。その他、1店舗も該当しない県は前回同様3県であった。
次に、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県について見ていく。
比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなる。
都道府県 | 店舗数 | S比率 | 前回比率 |
岡山県 | 95 | 13.5% | 14.6% |
福岡県 | 252 | 13.2% | 11.3% |
神奈川県 | 325 | 12.6% | 12.5% |
熊本県 | 105 | 12.4% | 13.1% |
宮崎県 | 80 | 12.3% | 13.8% |
愛知県 | 347 | 12.3% | 11.5% |
東京都 | 482 | 12.2% | 12.3% |
大分県 | 89 | 11.2% | 11.1% |
千葉県 | 258 | 11.2% | 11.1% |
このように「S」ランク比率では「岡山県」が前回同様最も高かったのだが、その値は前回よりも減少している。そんな中で、2位になった「福岡県」の「S」ランク比率が2%ほどに増加したのが目立っていた。ここ数カ月間における「福岡県」の新台導入頻度が高まった結果であると言えよう。
前回集計時は「大分県」の「S」ランク店舗数・比率の増加が目立ったが、今回は同じ九州の「福岡県」の増加が目立つ結果となった。「熊本県」や「宮崎県」も「S」ランク店舗はそれなりに多く、九州エリアは他地域よりも新台導入に積極的なのだろう。