決算書には「売上金 1000万円」と1行書いてあるだけですが、その中身を詳細に提示できなければいけません。これと、これと、これが何月に売り上げているので、合計1000万円という結果ですから。
売上金はわかりやすいですが、売掛金となると分からなくなることがあります。売上があって、そのうちいくら振り込まれているから、残りの売掛は400万円、のはず。
決算のときに、この400万円の内訳が分からなくなることがあります。
どうしてこんなことが起こるのか分かりませんが、数字のマジックというものでしょうか。しかし決算日当日に「分からない」とパニックになるのは誰しも嫌なので、どの会社の担当者も、毎月内訳を確認しているはずです。
確認のためのエクセルシートというものがあり、毎月これを更新するのです。
会計ソフトでは1行、しかしエクセルにすると絶対に1行ではおさまりません。会計ソフトが壊れるよりも、このエクセルデータの消失のほうが堪えるかもしれないと思うほどです。