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恐怖のホワイトデー【浄化センターあらし】

かつてバレンタインデーには、女子スタッフから男性スタッフ各々にバレンタインチョコが贈られました。女性たちが連れ立ってデパートに繰り出しては、男性スタッフたちの顔を思い浮かべながら、それぞれに喜ばれそうなチョコレートを選ぶ。そんなシーンはバレンタインに関心が薄くても目につきましたし、皆楽しそうでもありました。

大変なのはホワイトデーです。ある先輩は、度量を示すときだと言って、有名菓子店のロールケーキを女性スタッフ1人に1本、お返しとして配布していました。面倒ではあるけれど、ただただ楽しかったイベントが、今ではただただ面倒な行事となってしまいました。

いま思えばイベントも仕事のうちでした。贈り物にはその人のセンスや品格が現れるもの。プレゼント選びが苦手な私には、現在のように「一切禁止」のほうが楽で良いのですが、寂しい気持ちもあります。


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