資金移動という単語を月に何度か使います。必要な口座に、使う分だけ資金を移動するのが資金移動です。
お客様にご入金いただく口座と、お取引先に支払う口座、報酬を支払う口座に銀行借入を返済する口座と各銀行口座を使い分けているからです。
ひとつの口座にまとまっていれば、資金移動は必要ありませんが、そうもいきません。例えば、請求書に記載する銀行口座を変更しても、変更されずに以前のままの口座にお振込みされることはよくあります。たいていの支払担当者は間違いがないように決まった口座への支払を好みます。少しの手間ですが、口座を変更する作業はえらく神経を使うのです。口座変更をお願いしても、それが反映されないのは少々困る話ですが、分からない話でもないのです。
困ってしまうのは、社員に報酬を支払う口座に資金移動をしたあとで、小口経費申請がまわってきたときです。給与と一緒に振り込んであげたいけれど、もう資金移動は完了してしまったので、次の支払時に延ばされます。資金移動をする必要があるので、余裕を持って小口経費申請は行ってほしいです。