何故パチンコはインバウンド受けが悪いのか。怪しい雰囲気や交換の手間も勿論だが、仮に自分が海外旅行へ行ったとするとどう考えるか。
事前にパチンコを調べ、多少なりとも興味を持ったとする。では実際に旅行先でパチンコに行くとして最大の障壁はなんだろう。言語・システム・雰囲気など色々とあるが、一番の問題は時間ではなかろうか。
せっかく旅行に行くのだからいろんな場所を見たい、いろいろなものを食べたい。まずインバウンド客の多くはツアーでやって来る。うまくツアー先にパチンコホールをねじ込んだとして滞在時間はどうなるのか。
1時間で移動しますよと言われて遊べるものではない。人によって使う時間は異なるし、連チャンをかましている一人を待つなんてもってのほか。ホテル併設で夕食後から深夜まで遊べるカジノに近い形にするしかない。
あるいはツアー向けに交換ほぼ無しの時間貸しコーナーでも設定するか。ゲーセンに近い形のほうが無難だろう。
でも特化店舗を作るくらいなら日本人だけを対象にしたほうがまだ儲かってしまう現実もある。故にこの手の話は進まない。
そもそも韓国はパチンコなくなったし、台湾も台北では違法。地方はまだ残っているが換金は犯罪になる。社会のパチンコへのイメージはかなり悪い。これでどうやって日本にまで来て旅行もせずパチンコしたがると思うのか。
例えば台湾では地方に行くとパチンコあるがアングラなもので、うつ人もかなり少ない。日本とは逆に犯罪のイメージが強すぎるから、日本に大金払ってパチンコうちに行く人などいない。他の国も同じ。インバウンドなどと言う前に、他の国の事情を知ったほうがいい。