今年もゴールデンウイークに合わせてグランドオープンやリニューアル(リフレッシュ)オープンする店舗がありました。今回はグランドオープンについて、個人的にどんなところを観ているのかをまとめました。
グランドオープンは、オープンするその時にしか体感することができません。特に初日に行ける環境下ならば、決して行って損はしないでしょう。数週間前からユーザーとしてそこの会員登録をして、優先入場権利を獲得できるならばそれは理想です。私はなるべく予定を調整してでも行くようにしています。
グランドオープン店舗で私が観るポイントは店内の導線です。メインの入口から、メインの遊技機(商品)をどのように売り込んでいるのか、そしてどうやって店舗空間を奥にまで誘導できるのか、などを確認します。遊技機の配置(設置)にも繋がっていきますが、導線はそのお店の顔ともいえるのです。
次に遊技島の形状や島間(通路)の広さ、天井との空間の広さなどの遊技環境のストレスを確認します。ひと昔前やふた昔前の約300台規模のパチンコ店よりも、現在のパチンコ店ではその2倍3倍近くの設置台数で、かつ空間も広く取っています。心理的に人は狭い空間よりも広い空間へとノンストレスに動く傾向もあります。広い通路の場合、そこでパチンコの箱積みを行なっているかどうかも確認します。
新規店舗内で観るべきところはまだまだありますが、やはり外にも目を向けないといけません。特に競合しうる他店舗も、当日に視察する必要もあるでしょう。その場合は、グランドオープン店舗と比べての客稼動はどうなのか、対抗するメイン機種の稼動はどうなのか、販促展開はどうなっているのか、などなどです。特に最近の販促展開を見ていると、敵対表現ではなく、仲良く共闘したい意思表示の販促展開が意外と増えています。このようなちょっとした変化も確認したいものです。
グランドオープンを成功させることは大事ですが、もっと大事なのはその後です。私はオープンから数カ月経過した、周辺の日程に祝日など存在しない平日に定点観測するようにしています。もっといえば、いわゆる特定日などもない日程を選んだ方がよいでしょう。周辺の競合他店舗と稼動比較をして、果たしてどのように変化したのかを観ています。
グランドオープン店舗は、オープンしたその第1日目だけでなく、数カ月後、1年後と何度も視察することで、その変化に改めて気づいたり共感したりすることが多いのです。
(文:ヨッツマングローブ)
グランドオープン時の機種って間に合わせで入れたものも多い(もっと言うと半年くらい前に営業許可を得た時点での機種はさらに別物)ので、力を入れなさそうな機種とかありますよね