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アウトドア業界に見る参加人口と市場規模、ユーザーが減っても市場を大きくさせることの重要性【凡人S氏の徒然日記】

パチンコ業界は参加人口の減少が叫ばれて久しい。同様という訳ではないがキャンプに関してもコロナ禍でブームが起き、それが終焉を迎えたと巷ではよく言われる。はたしてそうなのだろうか?

一般社団法人日本オートキャンプ協会が発行する「オートキャンプ白書2022」によればキャンプ人口は

■2019年:860万人
■2020年:610万人
■2021年:750万人
■2022人:650万人

と推移している。

コロナ禍で一度人口が減り、コロナ禍真っ最中には「三密」を避けられるレジャーとして再認識され再度人口が増え、その後人口がまた減っている。これを見ると終焉ということも納得できる。想定ではあるがこれは恐らく今までキャンプをしたことがない人がやり始めたがやはり定着せずやめてしまったことが原因の1つだろう

しかしながら、市場規模で言うと2022年が約4536億円、2023年が約4758億円、2024年は5000億円超えを見込んでおり、むしろ拡大している。スノーピークという企業の業績が悪化したが、それはむしろ様々なブランドが発生し、多様化したからだとも言える。

去っていく人がいる一方で定着したヘビーユーザーは恐らく増えているだろう。実際私の周りにもほぼ毎週のようにキャンプに行き、ギアも次から次へと買い換えているユーザーが少なくない。いやむしろ昔に比べて増えているではないか。高額な商品が売れていない訳でもない。椅子1脚に20万円費やすユーザーすら存在する。

このように参加人口は落ち着いても市場規模が拡大することはある。いかにユーザーに価値を見出してもらうかだ。

パチンコ業界もいかにユーザーが楽しむ価値を見出してくれるようにするかが重要なのではないか。ユーザーが遊んでいて純粋に楽しめなければパチンコ離れも進んでしまう。負けばかり続けばまた然り。それにより客単価の下落も当然起こる。業界全体でユーザーと真摯に向き合うことが重要なのではないか。

(文/凡人S氏)


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  1. まっとうな業態じゃないから比べられない

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  2. なぜ違法賭博場を普通の業界と比べるのか。

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