5月20日、ホール4団体は「パチンコ・パチスロ店営業における賞品の提供方法に関するガイドライン」を発出した。昨年来、広告宣伝のガイドラインや変更承認申請・届出の統一化に続き、矢継ぎ早に施策を行っている。
今回は平成18年の「ぱちんこ営業に係る賞品の取りそろえの充実に関する決議」を、遊技客の価値観やニーズの多様化に伴い改定したもの。
その中に専用賞品の項目があった。ガイドラインには「共通賞品だけを提供する場合よりも賞品の多様化につながる場合は、賞品の取りそろえの充実に資するもの」ということから認められたようだ。
せっかくなので大いに利用すればいい。広告宣伝で賞品イベントについて認められていることから、パチンコ専用賞品を用いてパチスロ客をパチンコに促す施策を行ったり、北斗4兄弟のフィギュアをパチンコとパチスロの専用賞品に分け、本当に欲しい客が集められるようにしたりと面白そうな施策が思い浮かぶ。
業界に関わり20年以上経つが緩和なんて一度もなく、どんどん規制で圧迫されているように見えていた。それがここに来て朗報が続く。ホール4団体はどれも緩和ではなく解釈の統一と言うだろうが、それでも営業者には一筋の光になるに違いない。